CTC、ARプラットフォーム「Atheer」の取り扱いを開始。 ARで製造業等の現場の品質向上や省力化を実現
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は8月19日、エンタープライズ向けARソリューションを展開する米Atheer社のARプラットフォーム「Atheer(アシアー)」の取り扱いを開始しました。
「Atheer」は、ARを活用した視覚共有など現場での使用に適した各種のコミュニケーション機能に加え、セキュリティや拡張性を備えたSaaS型※のARプラットフォームで、製造や保守メンテナンスといった現場での品質向上を実現します。メインターゲットには工場を持つ製造業やフィールドエンジニアを抱えるサービス業などを据えているとのこと。 ※SaaS型:ソフトウェアの機能をインターネットを通じたサービスとしてご提供する販売形態
「Atheer」はタブレットやスマートグラス、ウェアラブル端末などのマルチデバイスに対応し、現場でのハンズフリーなオペレーションやビデオチャットによる遠隔間でのリアルタイムなコミュニケーションが可能です。
機能面については、マニュアルや音声/動画ファイルなどのコンテンツの管理、ワークフローの管理に加えて、企業に必要なセキュリティやパフォーマンス分析も可能となっています。そのため、工場やフィールドの現場でいち早くARを活用して、ミスやダウンタイムを削減し品質向上や省力化に繋げられます。
また、CTCは「Atheer」の提供だけでなく、導入に伴う設計やコンサルティング、各種設定、ヘルプデスクサービスの提供も行います。さらに、既存システムとの連携や追加機能の開発で、ユーザー企業のAR活用を支援していくとのことです。
ARGO編集部のひとこと
製造業などの現場では作業をしながらの情報共有が重要となります。「Atheer」のように現場間やオペレーターと現場の間を作業しながらリアルタイムに、しかも視覚的にわかりやすくすることで正確に情報共有が行えるツールは今後、製造業だけでなく様々な場面で活用されていくことが期待されますね。
INFO
ARプラットフォーム「Atheer」
発売日:2019年8月19日
価格:10万8000円