現実の空間に火災を出現させ、消火体験ができるARアプリ「防災AR消火訓練」9月2日から販売開始
AR・VR・MR(複合現実)事業を手がける株式会社アイデアクラウド は、ARを利用した消火体験アプリケーション「防災AR消火訓練」を開発、2019年9月2日(月)から販売することを発表しました。
出典:株式会社アイデアクラウド
「防災AR消火訓練」を使うことで、消火器を使った臨場感のある消火訓練がARで体験ができるようになりました。この体験により、火災が起こった場合、どのような状況になり、どのような対処が必要なのかなど、現場の状況の想定ができるため、直感的で現実感のある防災訓練や防災教育が可能となります。
仮想の空間でのARを使った消化訓練ではなく、自分が今いる場所にスマートフォンのカメラでかざすと画面上の床面に火災が発生する仕組みです。そのため実際の火災をARで再現でき、燃え広がる様子を危険がなく、人的なコストもかからず疑似体験できます。
また、画面上で発生した火災に対して、画面手前に出現する消火器のボタンを押すと消火体験もできます。燃え広がる火を決められた制限時間以内で消火することがミッションとなり、結果は成功か失敗かで表示されます。このようなゲーム的な体験を通じて楽しく消火を学べます。
「防災AR消火訓練」はイベント利用を想定しており、今後は、建材に対する炎の広がりの違いや消火設備の設定による消火シミュレーションなど、現場とリンクした要素の追加を進めていくとのこと。 また、空間認知や画像認識・位置情報などを連携させ、活用することで、より自分事として体験できる防災コンテンツとして開発を進めていく予定だそうです。
ARGO編集部のひとこと
ARを利用した防災アプリのリリースが増えてきています。AR防災アプリは身近なスマートフォンだけで特別なツールを用意する必要がないので、防災訓練がより気軽に楽しく、安全に行えるものとなりますね。こうしたARアプリが今まで以上に多くの方の訓練参加を促し、コンテンツの災害に対しての意識を高める機会になると思われます。
INFO
ARアプリ「防災AR消火訓練」
発売日:9月2日