自宅にいながらピアノの設置イメージが確認できる!河合楽器製作所がwebARを導入
2019年8月19日(月)、ARを研究・開発・サービス提供するKAKUCHO株式会社は、株式会社河合楽器製作所のデジタルピアノをwebAR対応したことを発表しました。
出典:PR TIMES
webARとはブラウザ上でAR体験を実現できる新しい技術です。アプリのインストールが不要で、ブラウザ上で手軽に多くの人にARを体験してもらえます。
webARに対応したのは、6月1日(土)に発売されたデジタルピアノCN29。本技術により製品を部屋に置くシミュレーションができます。
デジタルピアノのような大型の商品の場合、ショールームで実物を見るのと自宅で見るのとでは思ってたよりも大きかった、小さかったという情報のギャップが生じる可能性があります。
AR対応したことによって自宅でも実物大で表示することが出来るため、情報のギャップが埋まり購入者の想像通りの商品を購入できるだけでなく、返品や交換などのリスク削減に繋がるメリットがあります。
また搬入の際に自宅の通路を通れるかという問題がありますが、ARで事前に購入したピアノを表示できるので、搬入イメージの確認も簡単に行えます。本技術の導入により、webサイトにアクセスした方のサイト滞在時間が従来よりも長くなったとのこと。またアクセス数も伸びており、目に見える効果が上がったそうです。
河合楽器製作所の担当者は「AR技術を導入するのが初めてだったため、試験的な導入となりました。今後はやはり弊社のメインであるグランドピアノのwebARを導入できたら」とコメント。音楽業界にも徐々にAR技術が活用され始めています。
ARGO編集部のひとこと
ピアノのような大型商品を設置する場合、果たして自宅に置けるのか、搬入時に問題なく運ぶことができるのかなどさまざまな問題が発生します。ですが、AR技術によって事前にピアノ画像を表示させることによって、それらの問題を解決することができるため、購入前の不安を解消することができます。