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AR機能で点検エリアを把握!床面ひび割れ検知ロボット「Floor Doctor」

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床面ひび割れ検査AIロボットを開発イクシスは、「メンテナンス・レジリエンス OSAKA 2020」でAR機能を搭載した「Floor Doctor ver.2」の試作機を披露しました。

床面ひび割れ検知ロボット「Floor Doctor」の新バージョンではAR機能で点検エリアを把握
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出典:株式会社イクシス

床面に配置されたコンクリートは乾燥時の収縮・膨張によりひび割れが発生するケースがあり、メンテナンス時や施工後の施主への引き渡し前などには補修が必要となる場合があります。こうしたコンクリートのひび割れはヘアークラックと呼ばれ、従来は点検作業者による目視により探し出し、クラックスケールにライトを当てながら写真撮影を行い、ひび割れの報告書の作成がされてきました。1日5000平方メートルあたり1人の人員として点検技能者が必要となり、点検技能により撮影品質のバラつきが生じやすかったり、撮影漏れなどがあった場合には業務のやり直しが発生していました。

イクシスはこうした課題を解消するため、2019年10月にひび割れ検査ロボット「Floor Doctor」を発売。本ロボットはオペレーターが手動でロボットを移動させコンクリート床面にあるひび割れの形状と位置情報を取得します。発見されたクラックはAIで画像分析することで、0.1ミリのひび割れも検出可能。AIを活用した損傷判定で、従来人の手に頼らざる得なかった検査報告書の作成時間の短縮が行えます。イクシスは全体で約40%の業務時間を短縮することができるとしていて、すでに大手ゼネコン含め数十社が採用しているとのこと。

今回新しく披露されたFloor Doctor ver.2では、iPadをロボットに装着し、iPadのAR機能を利用することでロボットの自己位置推定ができるようになり、点検したエリアを把握するのが容易となりデータの取り損ねることがなくなりました。

また、本体フレームの中央の位置に取り付けられたカメラで壁際の映像が取得しにくいというユーザーの要望を反映しカメラの搭載位置を前方に変更しています。 さらに本体が折りたたみできるようにしたことで、輸送時、東京名古屋間で8~9万の送料がコストとしてかかっていたが今回のバージョンで日本全国どこでも2万以下の送料でおさまるようになりました。

本機能が搭載されたFloor Doctor ver.2は2020年8月中旬ごろの発売を予定していて、販売とレンタルの提供を予定しています。

ARGO編集部のひとこと

建築・メンテナンス業界ではARを活用した事例が増えてきています。 本ロボットは人員削減・報告書の短縮など点検に関わるコストの効率化につながっています。他にもこうした設備保全ソリューションにARが活用されている事例としては、「AR匠RESIDENCE」が挙げられます。

INFO

関連リンク

  1. イクシス-プレスリリース

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