AR機能であなたもアイアンマンに!なりきりマスクセットが発売
アメリカの玩具メーカー・ハズブロ社がAR機能を搭載した新商品「Marvel Avengers: Infinity War Hero Vision Iron Man AR Experience」の発売を発表しました。
マーベル・コミック『アベンジャーズ』のヒーローであるアイアンマンになりきれるというマスクセットで、マスク、ゴーグル、ガントレット、ARマーカー等が含まれています。専用アプリ「Hero Vision Iron Man AR Experience」をスマートフォンにインストールし、ARマーカーを部屋の中に設置すると準備完了です。ガントレットを利き腕につけ、スマートフォンをセットしたゴーグルとアイアンマンマスクを装着して、ゲームを進めていきましょう。
ARマーカーを配置するとスマートフォンの画面を通してさまざまな敵が出現するため、プレイヤーはガントレットをつけた手をかざして戦います。現れる全ての敵を倒し、マーベル・コミック史上最恐のヴィランであるサノスに勝利することでゲームクリアとなります。
没入型のVRとは異なり、普段生活している場所に敵が現れて戦うことができるため、自分がアイアンマンになったかのような感覚を味わうことができます。
盗難予防のため、ガントレットについている固有のコードをアプリで読み取らなければゲームをプレイすることができません。しかし、コードを失くしてしまった場合には、再発行の措置を受けることができるということです。ゴーグルはプレイヤーの頭の大きさに合わせて伸縮が可能なことに加え、焦点を合わせることのできる機能も付いています。
ゲーム自体は数時間でクリアすることが可能ですが、敵を倒した後でもマーカーを設置する部屋を変えればゲームを違った視点から何度でも楽しむことができます。
ゲームには10のステージレベルが用意されています。しかし、10分間連続でプレーした後、もしくはレベルが3に達した後は、鎧の選択画面が現れ、一時的にスマートフォンをゴーグルから外さなければなりません。このような義務的な休憩時間を開発会社が組み込んだことは、子どもがゲームをしている時にも親が彼らとコミュニケーションを取りたいという考えや、子どもが長時間画面を眺め続けることが良くないという考えに配慮したものとなっています。
また、アプリがBluetoothやWi-Fi接続を要求することはないので、個人情報が盗まれる心配もなく、マスクさえあればロールプレイングを進めることができるため、課金アイテムを購入する必要もありません。子どもが安全に安心して楽しむことに重きが置かれているため、子どもにも大人にも優しい商品でしょう。
ARGO編集部のひとこと
好きなキャラクターの見た目になりきれるだけでなく敵と戦うという遊び方もでき、AR技術によってファンの満足度を大いに上昇させられていることがわかります。またお子さんでも没頭しないように「休息時間」が設定されていることも丁寧な設計といえます。