変わり兜の説明から、兜試着体験まで楽しめる「岩国博物館のAR」
山口県岩国市の岩国美術館では、兜や甲冑の展示にARを活用しています。
展示室に展示されている兜や甲冑などにARアプリ「COCOAR」をかざすと、展示物に関する説明を聞くことができます。
また、甲冑や兜をARで表示し、まるで実際に身に着けたかのような写真を撮ることも可能。
岩国美術館は所蔵品のうち、戦国時代から幕末までの武士たちが持っていた武具類を、男たちがつねに生死の分かれ道にありながら、自身を絢爛と荘厳し、また、他者の生命をも尊厳するという、魂を込めた芸術品として「生死の文化」、武家の生活を彩ってきた女性的な色彩にあふれた芸術品やさまざまな文化を、当時の女性の深い精神性を読み解くことも可能な「生活の文化」として紹介しています。
また、国宝「稲葉江」をはじめとして、「川中島合戦図屏風」や「羽柴秀吉書状」など、四季折々に武家の生活を彩ってきた芸術品や岩国美術館以外には見ることができない所蔵品を「特別展示品」として展示しています。
ARGO編集部のひとこと
甲冑や兜、十二単などの着衣体験は、体験活動としてはとても人気ですが、レプリカの準備や着脱の時間、補佐人員など、実現が難しい場合もあります。ARを活用することで、そうした問題が解決でき、誰でも簡単にかつての文化を体験することが可能となります。
INFO
ARアプリ「COCOAR」
【ストアURL】App Store(iOS) / Google Play(Android)