重さ40g!軽量ARスマートグラスで現場作業を効率化する解決策を提案
重さ40gという超軽量のARスマートグラスを株式会社ジェネシスホールディングスが開発しました。物流、建築、製造など、現場での作業が重要となる企業の課題・要望に合わせ、ARスマートグラスを活用したソリューションの提案と開発をスタートさせています。
まず注目したいのは40gという軽さ。これは、ARが搭載されたグラスの部分と、コントローラー・駆動バッテリーを2つに分離させたことにより実現しました。軽量化&長時間 の使用が可能になったことにより、現場での作業効率アップが目指せます。
ARグラス部分には9軸モーションセンサや、半透過型液晶(640×400画素)を搭載。現実の世界と画像を重ね合わせることができます。500万画素のカメラマイクも搭載されているため、ハンズフリーで作業に必要なインプットとアウトレットが可能です。
動作もスムーズで、ハイエンドなモバイル向け小型プロセッサであるQualcomm® Snapdragon™ 835と4GBメモリでもたつくことなくスピーディーな作業が期待できます。 OSはAndroid 7.1。もちろんWi-Fi、Bluetoothに対応しており、バッテリーは7300mAhの大容量となっています。
本製品を活用することで、現場作業中にハンズフリーでマニュアルを閲覧、Web検索したり、動画や写真の撮影、自動的に作業記録し、一元化することで業務の効率化などが可能。医療・建築・製造など、さまざまな企業の現場作業に役立つソリューションといえます。
2020年7月現在、受注開発制となっていますが、デモ用のデバイスを1台99,800円(税込)で台数限定で販売するそうです。販売期間は2020年8月中旬からとなっています。
ARGO編集部のひとこと
新型コロナウイルス感染症の影響により、遠隔操作や1人でもマルチタスクが可能なARスマートグラスが注目されています。以前から高校バスケの観戦に使用されたり、 フリマアプリの会員登録の方法などをナビしたり、家庭向けのAR/MRスマートグラスが販売されたりと、娯楽向けでの製品展開が目立つARグラスですが、今後はビジネスシーンにおける需要がますます高まっていきそうです。