ARとAI技術を活用したKATEの最新店舗体験型デバイス「TOKYO TWO FACES」開発!新感覚のメイク体験を提供
ARとAI技術を活用したKATEの最新店舗体験型デバイス「TOKYO TWO FACES」が、香港で展開するマツモトキヨシコーズウェイベイ店のオープンに合わせて開発されました。ARによるバーチャルメイク試着やAIフェイスアナライザー機能を採用した本デバイスは、ユーザーの顔印象やその日のファッションをKATE独自のロジックによって分析し、TOKYOの都市になぞらえたおすすめのメイクがレコメンドされるというもので、ユーザーはレコメンドされた商品をARメイクで試したり、その場ですぐに購入したりして新たな購買体験を楽しめます。
【AR&AIを駆使した「TOKYO TWO FACES」とは】
最新店舗体験型デバイス「TOKYO TWO FACES」は、ニューノーマル時代の新たなデジタル体験の提案として大好評を博した「KATE iCON BOX」に続くデバイスとして、カネボウ化粧品・パーフェクト株式会社・凸版印刷の3社共同で開発されました。AR&AI技術を活用したソリューションサービスを提供するパーフェクト社のARメイク機能や、ユーザーひとり一人の顔の特徴を瞬時に識別する「AIフェイス アナライザー」機能が採用された本デバイスでは、KATE独自のロジックでユーザーの顔を解析し、服の色味を判定する仕組みを組み合わせて、それぞれの特性に合わせたTOKYOの都市をおすすめします。
ユーザーは、該当都市のイメージにあったメイクをその場でARバーチャルメイク体験して試したり、投影されたTOKYOの景色を背景に写真撮影を楽しんだりして、新感覚の購買体験を満喫できます。本デバイスを通して香港のユーザーに日本の文化を体感してもらいながら、KATEを体験・認知してもらう機会を提供します。
【「TOKYO TWO FACES」の特徴と利用の流れ】
「TOKYO TWO FACES」では、AIで顔印象とその日の洋服の色を分析して256ものパターンに分類されるほか、「DAYTIME MAKEUP」と「NIGHT TIME MAKEUP」の2つのメイクが分析結果として表示され、それぞれのメイクシミュレーターを試すことが可能です。また、2次元コードで表示された分析結果を自身のスマートフォンで読み取ることで、レコメンドされた商品をバーチャルメイクで試したり、商品のHOWTOを見たりして商品を確認することができます。
ユーザーの背後には85インチの大型モニターが用意され、分析結果でレコメンドされたTOKYOの都市風景がされるというユニークな仕掛けもあり、TOKYOにいるかのような背景でSNS映えする写真撮影を楽しめます。サイネージを操作すると入口の調光フィルムが変化して外から操作画面が見えなくなる仕組みも採用されており、プライバシーにも配慮されているのも特徴です。
《利用の流れ》
- ①分析:「英語・繁体字・簡体字」の3つから言語を選択するとKATE独自ロジックの顔印象分析、および色取得技術によって着ている服のメインカラーと差し色となるカラーの抽出が行われます。
- ②分析結果:顔の印象と着ている服の色味から、256通りの中からおすすめのメイクパターンと「あなたらしさを活かした”DAYTIME MAKEUP”」、と「新しい自分に出会える”NIGHT TIME MAKEUP”」の2つのメイクが提案されるので、それぞれのメイクをメイクシミュレーターで体感できます。
- ③スマホ連携:2次元コードで表示された診断結果をスマートフォンで読み取ると、バーチャルメイク体験やHOWTOの閲覧ができます。
- ④SNS画像撮影:背景のモニターに映し出された都市風景をバックに、写真撮影・SNS投稿などを楽しめます。
- ⑤商品購入:デバイスの隣には分析結果ごとに商品がまとめられた棚が併設されているので、レコメンドされて気に入った商品をその場で購入することができます。
ARとAIを活用することで購買体験をよりリッチなものへと進化させる「TOKYO TWO FACES」。今後このようなショッピング体験がスタンダードなものになっていくかもしれません。
ARGO編集部のひとこと
コロナ禍において外出自粛やトライオンの制限など様々な変化が求められた際、非接触でリッチな体験を提供できるAR技術は美容・ファッション業界で一気に注目を浴びなした。そのような状況の中、KATEを展開するカネボウ化粧品は、バーチャルメイクで商品を試せる「東京ヲトギバナシ」コレクションやバーチャルマスクとメイクを同時に体験できる施策など、ARを活用した取り組みを行ってきました。顧客満足度向上や付加価値の付与ができるAR施策は、今後さらに発展していくことが期待されています。