ARアプリ「EXPANDED HOLIDAY」で巨大なKAWSの「コンパニオン」を街なかに登場させられる！

2020年3月、AR/VR制作企業Acute ArtとアーティストのKAWSさんはバーチャルアートとしてARアプリ「EXPANDED HOLIDAY」をリリースしました。

同アプリでは、KAWSさんの作品を購入、鑑賞、発見できるサービスを提供しています。

＜EXPANDED HOLIDAYの価格体系＞
今回発表されたアプリの種類は、

・無料版(期間限定)
・有料版(期間限定)
・無期限の有料版

という3種。

「無料版」では、世界12ヶ所の指定された場所で、バツ印の目が特徴的なKAWSさんのキャラクター「コンパニオン」の巨大なAR彫刻を鑑賞できます。

「有料版」のひとつは期間限定のサブスクリプションサービスとなっており、同時に表示可能なAR彫刻の数によって860円/7日間～3800円/7日間とプランが分かれています。

「無期限の有料版」は世界25個の特別限定エディションで、価格は10,000 USドル（約1,114,000円）。好きな時に好きな場所で、コンパニオンを配置させたり撮影したりできるとのことです。ほか、25体ある1.8mのARコンパニオンの中から、1体を永久に所有できる権利が与えられます。

KAWSさんは本アプリについて、これまでも自分がおこなってきた公共スペースにおけるアート展示がARでも実現できること、またそのクオリティの高さに惹かれており、活動がより拡大できるとコメントを発表。アートとARの親和性について、大いに期待しているようです。

ARGO編集部のひとこと

美術館や展示場などではなく、野外という大きなスペースでアートが楽しめる本アプリ。有料版では自由にARを配置できるため、鑑賞する側にさらに幅広い選択肢が与えられます。Twitter公式ハッシュタグ「#KAWSxAcute」「#EXPANDEDHOLIDAY」では、さっそくアプリを使って撮影を楽しんでいるファンの姿が見られました。これからARとアートの関係がより親密、一般的になれば、身近な場所がアート観賞の場となるのかもしれませんね。本アプリはそんな新しいアート体験のあり方を提案しているように思えます。