ARで動画音声ガイドがスタート 「古関裕而デザインマンホール」で町おこし
ARを活用した「古関裕而デザインマンホール」が福島市内に設置されています。マンホール設置は、コロナ禍でロケが中断していたNHKの朝の連続ドラマ「エール」の放送が再開したこともあり、ドラマのモデルとなった古関裕而夫妻の街である福島市を盛り上げるための新たな試みとのこと。
「話すマンホール」と名付けられたマンホールにARアプリ「COCOAR」をダウンロードしたスマートフォンをかざすと、動画音声ガイドがスタート。「古関裕而のまち」福島をより詳しく知ることができます。また、マンホールを撮影すると、蓄音機の装飾が出現。この地を訪れた記念にもなるAR写真を撮ることも可能です。
マンホールにあるQRコードを読み取ることで、福島市のホームページから近隣スポットや古関氏の情報を知ることも可能です。
マンホールのデザインは、レコード盤がモチーフ。JR福島駅に設置している古関氏のモニュメントのシルエットを楽しげに囲む音符たちが彼の愛した音楽の魅力を表現しています。中心のピンクは福島市特産の桃をイメージしているそうです。
同市では、デザインマンホールの設置のほかにも、古関氏の楽曲を車内外に流しながら走るメロディーバスの運行やドラマに登場する喫茶店「バンブー」のセットや小道具を古関裕而記念館前広場に展示。展示は2021年3月までを予定しているとのことです。
ARGO編集部のひとこと
「話すマンホール」はドラマ「エール」と一緒に街を盛り上げるだけなく、生きていくうえで重要なインフラである下水道事業への理解の向上も目的としているそうです。マンホールは「マンホーラー」と呼ばれる熱狂的なマニアがいるほどなので、町おこしとしてぴったりかもしれませんね。ARによって動画を再生したり、決められたスポットで使用できないコンテンツを提供することで、観光地の回遊率や滞在時間のアップが期待できます。
INFO
ARアプリ「COCOAR」
【ストアURL】App Store(iOS) / Google Play(Android)