AR・VRを活用したオンライン見本市を開催する韓国政府の輸出支援策とは
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響のため各国の輸出に悪影響が及ぶと懸念される中で、韓国政府は自国の輸出活力の引き上げ策として輸出企業の金融面支援として36兆ウォン(約3兆2000億円)以上を投じる予定であることを発表しました。
2020年4月現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策のため各国は海外からの入国を規制しています。そのため企業関係者たちは海外への出張ができていないのが実情です。 こうした状況を踏まえ、韓国政府はバイヤーとのオンライン商談(非対面での商談や契約)をサポートするため国内外のインフラの大幅拡充する予定。また、ARやVRを活用したオンライン見本市を50回開催する計画です。
同支援策は輸出の中でも現在優先順位が高いとされる医療用品、衛生用品、健康食品、デジタル機器など7つの商品群の輸出をパッケージで支援するとともに、オンラインコンテンツの海外進出拡大に努めています。
特に世界から注目されている韓国製の診断キットについては、緊急使用承認や物流・通関・マーケティング支援などを通じて国内での生産と輸出を後押しする方針だそうです。ARGO編集部のひとこと
新型コロナウイルス感染拡大は流通業界にとっての大きな試練となっています。感染拡大防止のために日々努力していく中でもぶつかる課題が増えているなか、オンラインチャネルの拡大とサプライチェーンの改善が求められます。今後、オンライン商談やオンライン見本市などが進む中でARやVRなどを活用したサービスが増えていくことが期待されます。