AmazonでAR技術を活用したバーチャルメイクが試せる!ロレアル傘下モディフェイスと協業
ロレアルグループ傘下のモディフェイス(ModiFace)は、バーチャルでメイクアップアイテムを試せる「バーチャルメイク機能」をAmazonと協業し提供します。
同機能は、モディフェイスのAI(人口知能)とAR(拡張現実)技術を活用したもので、AIで自動的に製品の色などを分析し、その情報を元に、ARによって実際にメイクしたような色や質感の仕上がりになるというものです。ライブ動画だけでなく、自撮写真、モデルの顔写真でもバーチャルメイクを再現できます。
提供されるのはAmazonのモバイルECサイトとアプリ上で、「購入前に色を試したい」というユーザーの声が多く寄せられたリップを対象として、日本ロレアル、資生堂、カネボウ、コーセー、花王から計18ブランド、890点以上の商品ページで利用可能です。日本ロレアルからはAmazonで展開する人気ブランド「ロレアルパリ」「メイベリンニューヨーク」「ニックスプロフェッショナルメイクアップ」のリップ製品計 300 点以上が導入され、今後は他のメイクアップ製品も対象としていくとのことです。
モディフェイスのCEOであるバーラム・アーラ(Parham Aarabi)は「Amazon との協業により、AR によるバーチャルメイクを通じて、より快適なオンラインショッピング体験をお客様に提供できることをうれしく思います。当社独自のAI技術を通じて高精度な色を実現でき、消費者は多くの色のメイクアップアイテムをバーチャルで試し、最も似合う色を購入できます。」と語っています。
ARGO編集部のひとこと
シュウウエムラなどもバーチャルメイクに取り組んでいるほか、日本ロレアルは染髪材のバーチャル使用なども行っており、今後化粧品や美容業界では、ECサイトでもリアル店舗と同様の購買体験をさせる活用方法が浸透していくと思われます。ECサイトにおけるバーチャルメイクは場所や時間、メイク直しやその後の予定、さらには衛生面なども気にせず試すことができる、という点で画期的な取り組みといえます。