鉄道車両にARを活用した広告が採用!伊豆を走る「リゾート21黒船電車」がリニューアル
2019年2月1日、伊豆急行株式会社は、2100系「リゾート21黒船電車」の車両装飾をリニューアルし、同年2月9日から営業運行を開始することを発表しました。
今回のリニューアルでは、1号車と7号車の外装ロゴを「伊豆急」から「黒船電車」に変更するほか、各車両ボックスシートに携帯電話やパソコンなどを充電できる電源コンセントとUSBポートを設置します。
また、車内には静岡県下田市の旅をより楽しくする明るいデザインのポスターを掲出。鉄道車両では珍しいARを活用した広告手法が採用されており、ユーザーはARアプリ「 COCOAR 」を利用することで、電車の中で下田の魅力ある街歩きや、歴史に関する動画を視聴できるとのことです。訪日外国人にも楽しんでもらえるように、装飾や映像は日本語と英語の2カ国語に対応しています。
2019年4月~6月は、特別車両も用意。毎週土曜日や黒船まつり期間中には自治体と共同した社内イベントも開催される予定です。新しくなった伊豆急行に乗って「黒船」気分を味わってみてはいかがでしょうか。
ARGO編集部のひとこと
遠隔地へ向かうために必須の輸送機関である「列車」にARを用いて、乗客を楽しませるためのコンテンツを付与したという試み。車両の各部分ごとに違うコンテンツが見られるARが設定されており、ガイドブックがなくても下田や黒船について詳しくなれそうです。人気コンテンツとなれば、飛行機や船などよりも列車を使いたがる利用者が増えるのではないでしょうか。また、インバウンド対策が取られていることも重要なポイントですね。