博報堂ら、ARバーチャルメイク機能を軸にしたソリューション「ソーシャルARコマース」をリリース
化粧品EC支援ソリューション「ソーシャルARコマース」が2023年3月28日(火)にリリースされました。本ソリューションは株式会社博報堂および株式会社博報堂DYメディアパートナーズによるEC領域に特化した組織横断型プロジェクト「HAKUHODO EC+」、パーフェクト株式会社などによる共同事業で、SNS・タイアップ記事サイト・ECサイトそれぞれの施策をパッケージ化し、商品紹介から体験、購入までのプロセスをシームレスに行うことができます。
SNS×記事サイト×ECサイトでスムーズな購買体験を提供
「ソーシャルARコマース」第1弾施策として、主婦と生活社の女性誌「ar(アール)」とのタイアップ型パッケージが実施されました。具体的には、インフルエンサー「ar girl」が自身のSNSアカウントで化粧品を紹介し、「ar」のタイアップ記事サイトでARバーチャルメイクができることを告知します。タイアップ記事サイトでは、インフルエンサーがおすすめした化粧品のバーチャルメイクを体験することができ、気になるアイテムをサイト上で選択すると、化粧品メーカーの企業ECサイトに遷移し、そのまま購入することが可能です。商品購入には「まとめ買い」機能もあり、記事サイトで選択した商品プラスECサイトで販売されている個別商品も同時購入できるとのこと。
コロナ禍を機にECサイトの利用が増加
「ソーシャルARコマース」リリースの背景には、コロナ禍によるECサイトの利用率が増えたことが挙げられます。またECサイトでの購入時にインフルエンサーの投稿やSNSレビューを活用し、「自分に似合うかどうか確かめたい」というニーズが高まっていることを受け、化粧品メーカー各社ではARでメイク体験ができるバーチャルメイク技術をECサイトに導入する動きが広がっています。
そこでSNS×タイアップ記事サイト×ECサイトをワンパッケージにした本ソリューションを導入することで、化粧品メーカーは、SNSを起点にした「潜在層」へのアプローチやECサイトへの来訪促進、バーチャルメイク体験の提供による購買促進、「まとめ買い」機能による客単価向上などが見込めます。
ARGO編集部のひとこと
ARバーチャルメイクとは、オンライン上でコスメのタッチアップができる技術のことです。さまざまなコスメを短時間で試せるメリットや商品購入時のイメージ違いによるトラブルを防げることから、資生堂やカネボウなど大手化粧品メーカーで導入されています。ECサイトでのリアリティあふれるショッピング体験を提供するツールとして、ARが取り入れられています。