ARで日本からお墓がなくなる?!スマートフォンの中にお墓を建てるサービスが話題
株式会社良心石材は2017年8月から、月額500円で故人の遺骨を預かり、ARなどを利用して思い出の場所をスマートフォンの中でお墓にできる「スマ墓(すまぼ)」の提供を始めました。
アプリ「Spot message」のGPS機能を用いて、故人が愛した身近な場所、自宅、公園、観光地など、世界中のさまざまな場所をお墓として設定すると、あらかじめ用意された写真や動画、AR等を来訪者のスマートフォンを通して再生するというサービスです。申込者が存命の場合は、将来にわたってさまざまなメッセージを登録地に残すことができます。
遺骨は、月額500円で最大15年間の保管が可能。また15年間いつでも返却受け取りができるため、「お墓を建てる資金が貯まるまで」「お墓の場所が決まるまで」といった遺族のタイミングに合わせて引き取ることも可能です。生前に申し込むと、死後1年目の保管料が無料になるサービスもおこなっています。
良心石材社長の香取良幸氏は「墓地や墓石にお金をかけられない方、墓石自体に必要性を感じない方が増えてきたこともあり、スマホの中にお墓を建てて故人を弔うことも十分可能ではないかと思い、試験的に始めた」といいます。
近い将来、日本からお墓が無くなる日が来るかもしれません。
ARGO編集部のひとこと
お墓の購入、遺骨の保管という大きなイベントに月額500円という料金で対応する本サービス。死後、故人ゆかりの地を遺族に巡ってもらうなど様々な活用方法が見込めそうです。
INFO
ARアプリ「Spot message」
【ストアURL】App Store(iOS) / Google Play(Android)