ニコン・トリンブル、屋外型ARシステム「Trimble SiteVision」をリリース！ARで「視える化」を実現

測量・建設向け屋外ARシステム「Trimble SiteVision」を株式会社ニコン・トリンブルがリリースしました。本システムは高性能GNSS※1を搭載しています。
※1…Global Navigation Satellite Systemの略称。人工衛星（測位衛星）を利用した全世界測位システムのこと。

「Trimble SiteVision」はARと高精度GNSSを組み合わせた世界初の屋外ARシステム。ARで新設の道路や建物、既存の地下埋設物、完成時の景観ビジュアルなどを現場の状況と重ね合わせて表示することができます。

本システムを活用することで、未来や過去の現場が「視える化」されることから、埋もれた杭の探索や道路設計工事での日々の進捗確認、住民への立ち会い説明などをスムーズにおこなえます。そのほかにも実際の地物と3Dモデルとの点間距離チェックや現地で三次元モデルの追加もできるため、作業の効率アップが見込めます。

難しい操作は一切必要なく、高精度GNSSアンテナと距離計測EDM、バッテリーが一体化されたクレードルにスマートフォンを装着することですぐに利用できるのも特長のひとつとなっています。

これまで現場の完成イメージは2次元の図面や地形図をもとに、頭の中で想像する必要がありました。Trimble SiteVisionを使うことで、その必要がなくなり施行前後の設計を簡単かつ手軽に確認できます。また本システムは測量・建設業のみならず、インフラ維持管理会社、不動産業、教育研究機関、ハウスメーカー、官公庁、景観デザイン会社、イベント会社など、施工に関わる様々な業種でも利用できるということです。