よみうりランドがARを活用した水族館・植物園を新設する「スーパー遊園地」構想を発表
2019年2月6日「よみうりランド」は、ARなどを導入する「アート水族館」と「エンタメ植物園」の新設を2019年~2028年度の成長戦略として発表しました。
今年9月に創業70周年を迎える当遊園地は、年間を通した豊富な季節イベントや、盛りだくさんのアトラクションなどを楽しめる大型施設として長い間人気を誇ってきました。しかし、遊園地営業は近年の少子高齢化や訪日観光客増加のあおりを受け、進化が求められる時代となりました。
そのような状況下で発表された成長戦略「飛躍」は、水族館・植物園・遊園地・巨人の新2軍球場などの新設により、多摩丘陵の一角を<スーパー遊園地>に変貌させるというもの。2028年度までの10年間に550億円を投資し、同年度の連結売上高を2018年度予想の1.5倍に当たる330億円に引き上げる計画です。
新設される「アート水族館」は、東京西部地区で唯一の大型水族館となる予定。AR技術を用い、本物の魚と映像の魚が交ざり合い、来場者は水槽の中に入り込んだような感覚を楽しむことができるとのことです。その他にも、最先端の技術を使った美術館のようなアート性の高い展示をおこない、初年度130万人の集客を目指します。
「エンタメ植物園」は、年間を通じてエンタメ満載の<花のテーマパーク>を主題に掲げ、2019年度中のオープンを予定。小動物のパフォーマンスやホタルの鑑賞など、一年中、エンターテインメントを体感できる植物園を目指します。
株式会社よみうりランド・山田鎮雄広報部長は「既成の遊園地の概念にとらわれない、新しい遊びをより多く提案して、より多くのお客様にお越しいただける遊園地を目指す」としています。スーパー遊園地として、今後の進化が止まらない「よみうりランド」。最先端の遊園地体験に期待が膨らみます。
ARGO編集部のひとこと
最新技術を扱い、今後10年間にまたがっておこなわれる、よみうりランドの成長戦略。同社は2018年、2019年開催の「VTuberLAND」においても、ARやVRを取り入れた企画を意欲的に展開しています。