Jリーグ、ARやAIなどデジタル技術も導入予定の統計データプロジェクト「J STATS」を発表。
Jリーグは、競技記録や試合上でのパフォーマンスに関するデータの総称を「J STATS」にすることを2020年7月に発表。さらに「J STATS」内ではARやAIといった新しい技術を取り扱うことも説明されています。
AR技術やAI技術を「J STATS」内で取り組む際、AR技術を活用したデータは「J STATS AR」、AI技術を活用する場合は「J STATS AI」と表現されるとのことです。
「J STATS」は試合における選手たちの行動や、競技中の内容などJリーグにおけるあらゆる情報を網羅したデータ。名称の一部「STATS」は「統計」を意味する「Statistics」から採用された単語であり、名称の発表とともに公式ロゴデザインも公開されました。 公式ロゴは、統計をイメージして「棒グラフ」に見立てたデザインです(赤は情熱、緑はフィールドの色をイメージ)。
出典:Jリーグ.jp
<「J STATS」で取り扱うデータ>
「J STATS」内で取り扱うデータは、競技内容の記録や個人技能をはじめ多岐にわたっています。
- ・メンバー表や得点者、警告/退場など「試合記録」に関するもの
- ・ドリブルやボール支配率、パスなど「選手個人」のデータ
- ・試合中の走行距離や選手のポジションなど、「位置関係」を含めた情報(位置の追跡情報も含む)
Jリーグによると、今回の新名称決定により、ファンやサポーターに各種データをより親しんで扱ってもらえるようにしたいとのこと。さらには「J STATS」によってサッカーの新たな楽しみ方、国内におけるサッカー競技の普及や育成、強化も目指しています。
ARGO編集部のひとこと
スポーツ業界では「J STATS」のように内部分析的な領域から「ARボルダリング」や「マツダスタジアム」のようにスポーツそのものを楽しむ施策まで、ARの活用が広まっています。 将来、ポストスマホと言われている「ARグラス」や、「5G」の普及が広まれば、ファンはスポーツ競技をもっと楽しむため、運営側はライバルやチームの分析のためによりARが有効活用されていきそうですね。