AR訓練シミュレーションでドローン飛行を安全に ARデバイス「ARbox」
ドイツのスタートアップ企業・DronOSSは、自社開発したARデバイス「ARbox」を利用し、ドローンによる訓練シミュレーションの様子を動画で公開しました。
ARboxとは、収集した情報を連携したアプリに送信するデバイスです。ARに非対応な機械でも本デバイスと連携することで、場所を問わずにAR機能が利用できます。
動画にはドローンのコントローラーに装着されたスマホの画面に、通過用のターゲットや風力発電機、家が燃える様子がAR表示されています。DronOSSは本デバイスの利用により、実機を破損せずにトレーニングを行えると説明。さまざまな状況を想定した環境下で、ドローンの動かし方を学べるとしています。
出典:DronOSS
なおドローンに装着した場合、操縦者から最大1kmの範囲で機能します。今後は次世代通信規格5Gを活用した、対応範囲の拡張を目指すとのことです。
ARGO編集部のひとこと
2019年9月現在、AR技術を利用するにはスマホやARヘッドセットなどのデバイスに限定されています。ですがARboxのようなARデバイスが普及すれば、よりARの活用幅が増えそうですね。またAR訓練シュミュレーション以外にも、ゲームや建築などとも親和性がありそうです。