ARバーチャル体験を「Snapchat」上で提供！Snap Inc.とパーフェクト株式会社が提携

ARバーチャルメイクフィルターがSnapchatで体験できるようになりました。ユーザーは美容ブランドの製品をアプリにおいてARで試し、そのまま購入へ進むことができます。本サービスは、AR&AIソリューションサービスを提供するパーフェクト株式会社とSnapchatを配信するSnap Inc.の提携によって実現したものです。

出典：パーフェクト株式会社　ニュースリリース

【「Snapchat」とは】

「Snapchat」は、これまでに累計150万以上のARフィルターを作り出してきたクリエイターの集まるコミュニティで、ユーザーはフィルターを使用して自己表現し、コミュニケーションをとることが可能なプラットフォームです。毎日1億8000万人以上のユーザーが利用しています。

【ARバーチャルメイクと「Snapchat」】

ARバーチャルメイクを展開するパーフェクト社の技術を導入した「Snapchat」では、商品のARバーチャルメイクフィルターを美容ブランドが配信することで、エンターテインメント性を兼ねながら消費者の商品認知度を向上させ、販売促進プロモーションを実施することができます。

また、「Snapchat」はユーザー嗜好情報を分析してブランドに提供し、ターゲットユーザーがどのような製品を気になっているかや、どんな商品が好みかなどの理解を深めるサポートもしています。

Snapchat Inc. のARプロダクトマーケティング責任者は「パーフェクト社との提携により、200以上の美容ブランドがSnapchat上で実際の商品のバーチャルシミュレーション体験をユーザーに提供することが可能になりました。私たちは、美容購入体験を刷新するテクノロジーを用いて、次世代の美容消費者に向けたブランドのアプローチをサポートしていきます」とコメントしています。

また、パーフェクト株式会社のCEOアリス・チャン氏は「コロナの影響でより安全で清潔な環境でのお買い物体験を消費者が求める中、非接触でも商品を自分の顔で試せるバーチャルメイクで、安心してお客様にお買い物を楽しんでいただけます」と話しています。

既にプロモーションにARメイクシミュレーション体験を活用しているブランドは、2020年第3四半期の平均と比較して、第4四半期における消費者エンゲージメントが2.4倍アップしたという報告もあります。これから美容業界では、AR技術の活用は必須になってくるかもしれません。

ARGO編集部のひとこと

新型コロナウイルス感染症拡大の影響による店舗での商品のトライオンが制限されている状況もあり、AR技術が美容業界で活用される事例は非常に多く、KATEやクレ・ド・ポーボーテ、kiss等様々なブランドがAR施策を取り入れています。AR技術を活用することで非接触で商品を試せるだけでなく、リアルな体験を通して商品購入後のギャップを減らすことができ、返品率減少につながるというメリットがあります。