AR技術をドイツ高級車メーカーへ提供!ストラドビジョンの車線維持補助システムなど
AR技術を活用したナビゲーション及び車線維持支援システム等を、韓国に本社を置くストラドビジョン社が世界的なティア1とドイツの高級自動車メーカーに提供しました。本AR機能は、車線維持補助システムのための各種情報をナビが表示される自動車のセンタースクリーン内に投影するなど、視覚的情報の品質を向上させます。
【AR技術をドイツの高級車メーカーが採用】
車載情報通信システムに対する課題を解消するため、物体認識AIソフトウェア「SVNet」の技術を応用したストラドビジョン社のAR技術は、視覚的情報の品質向上に貢献し、2022から世界で量産されるドイツの高級車メーカーの40車種以上に搭載されます。
《AR技術に含まれる機能》
- ・ポジショニング:AR要素のポジショニング改善をおこないます。
- ・ピッチ補正:様々な道路状況におけるAR要素の定着をおこないます。
- ・オクルージョン:柱や信号機などのオブジェクトの位置を認識し、補正します。
【ティア1へOEM提供】
国際的な自動車メーカーのティア1へ、自動車業界で注目度の高いトラドビジョン社の「SVM(サラウンドビューモニタリング)」がOEM提供されています。本技術は、自動車の側面に沿って取り付けられた複数のカメラで撮影した広角画像を結び合わせて、全方位からの状況や物体を認識するもので、自動駐車における問題を解決します。
車両が自ら駐車スペースまで運転し、呼び出されたら自ら戻ってくる完全なバレーパーキングや、ドライバー介在の有無に関わらず駐車を支援する自動駐車支援など、ハイレベルな物体認識テクニックを提供します。
AR技術を活用して交通安全を守る取り組みは現在急速に広まっており、今回の提供でさらにその動きは加速していくことが予想されます。誰もが安心して車を運転できる無事故の時代がすぐそこまできているかもしれません。
ARGO編集部のひとこと
カーナビにAR機能を搭載したメルセデス・ベンツの「Eクラス」や、フロントガラス上に必要な情報を投影する「Sクラス」など、様々な形でAR技術を活用した安全運転サポートサービスが普及しています。AR技術を活用することで情報の視覚化がおこなわれ、情報の処理やしやすくなるという利点があります。他にもARを活用して、交通ルールを学ぶアプリ「ロータスクラブぬりえでGO」などがリリースされており、AR施策によって交通における安全性は向上していくでしょう。