ARで芸能人と記念撮影ができるサイネージ開発!凸版印刷による「WithShot™️」
AR技術の活用で芸能人やキャラクターとサイネージ上でリアルな記念撮影を体験できるサービス「With Shot™️(ウィズショット)」が凸版印刷株式会社によって開発されました。
【「WithShot™️」とは】
「With Shot™️」はAR技術を活用して実際に芸能人やキャラクターがそこにいるかのように出現させ、自分の周りに集まってくるような演出が可能な、リアルで臨場感のある記念写真が撮れるサイネージです。自分の好きな芸能人やキャラクターの中から、一緒に撮影をしたい人を選択すると、画面内に選んだ順番で登場するので、一緒に好きな組み合わせで撮影をすることができます。また、撮影した動画や写真は、画面上に表示されるQRコードを読み取るだけで保存することができるので、SNSなどでシェアして楽しむこともできます。
【「WithShot™️」の特徴】
①動く撮影フレーム
静止画の撮影フレームとは異なり、芸能人やキャラクターが画面内に動きながら入ってくる演出なので、リアルで臨場感のある演出ができます。独自の撮影技法を用いることで、画面前に体験者が立った時に、その場に本当に芸能人がいるように感じるコンテンツを作成します。静止画コンテンツや、キャラクター等のアニメーションにも対応でき、イベント内容に合わせて様々なコンテンツとの撮影シーンにも応用できます。
②カスタマイズ性
自分の好きな芸能人やキャラクターを自由に選択してサイネージ上に表示させ、オリジナルの組み合わせで撮影できるというカスタマイズ性が本サービスの特徴の一つです。選択したARコンテンツは瞬時にその場で合成され、サイネージに映る自分の周りでポーズを取って撮影ができるため、他のパターンを試すために何度も撮影したくなるコレクション性もあります。
③音声付きコンテンツに対応可能
「はいポーズ!」や「一緒に写真を撮ろう!」など、ARコンテンツにセリフを言わせることが可能で、体験中にBGMをつけることもできます。ゲーム、アニメコンテンツイベント、アーティストの新曲発表イベントなど、幅広い企画で活用することができます。
④最適な持ち帰り方法の選択可能
撮影したコンテンツの渡し方を、イベント内容や希望に合わせて選ぶことができます。写真をその場でプリントして持ち帰る方法、QRコードを読み込んで写真をダウンロードする方法、メールアドレスを登録して、送付されるメールで動画をダウンロードする方法、写真データを会場の大画面に表示する方法、などの中から選ぶことができます。
【開発の背景】
コロナ禍の影響で、スポーツ観戦の自粛や大規模イベントの中止が相次いでおり、アミューズメント施設やエンターテインメントの場では感染症対策を考慮した新たなコミュニケーションや体験の手法が求められています。凸版印刷は、直接の交流が難しい現状の中、AR技術を活用した臨場感のある記念撮影を実現することで、顧客満足度向上を支援する本サービスを開発しました。
なお、2020年3月より一部のソフトバンクショップにて「WithShot™️」が設置されています。5G時代ならではの臨場感溢れる視聴体験を実現するコンテンツ配信サービス「5G LAB」デモ体験コーナーで、AR撮影体験サイネージとして採用されました。
ARGO編集部のひとこと
新型コロナウイルス感染症拡大の影響によって、非接触型のイベントやコミュニケーションが求められる現在、触れることなく楽しめるARコンテンツは様々な場所で活用されています。本サービスは撮影した写真を手軽に保存できることから、SNSへのアップロード・拡散などにつながることが予想され、プロモーションの効果も期待できます。安心・安全を保ちながら楽しめるエンターテインメントとして、今後様々な場所で利用されそうですね。
INFO
「WithShot™️」
価格:短期レンタル:150万円~/1台(コンテンツ撮影費用別途)