ARによる展覧会「BMWアート・カーズ」をBMWとAcute Artが共同開催
AR(拡張現実)を利用した展覧会「BMWアート・カーズ」が2021年7月15日より開催されています。ARによる展示会はBMWの文化的な取り組みの50周年を記念し、Acute Art(アキュート・アート)と共同で実施されます。
2021年7月15日に第一弾の作品公開がスタートし、その後は2週間ごとに展示車両が順次追加される予定。
AR(拡張現実)により、BMWが1975年から世界中の著名な芸術家19人とパートナーシップを組んでデザインした「BMWアート・カー」が360°完全没入型のバーチャル化された展覧会場に展示され、世界中の誰もがいつでも気軽にアート・カーを鑑賞できます。
ARによる展示作品の第一弾は「BMWアート・カー」のスタート作品となったアレクサンダー・カルダー作の「BMW 3.0 CSL」(1975年発表)や、加山又造作の「BMW 535i」(1990年発表)などの7作品。スイス・バーゼル市で2021年9月下旬に開催予定の「Art Basel(アート・バーゼル)」に合わせて、すべてのアート・カーが出そろいます。
無料のスマホアプリ「Acute Art(アキュート・アート)」では、アート・カーを1台ずつ表示することはもちろん、複数のアート・カーを同時に表示することも可能。
スマートフォンを床に向けてタップして作品を配置し、画面を指でドラッグすれば、作品を回転させたり拡大・縮小させたりして思いのままに鑑賞することができます。
「Acute Art(アキュート・アート)」はAR(拡張現実)でアート・カーを正確に再現するために、写真測量法を用いて実物のアート・カーをあらゆる角度から徹底的にスキャン。車両のボディに施されたアーティストの作品を細部に至るまで記録し、デジタル上で車両を組み立てることにより、ARでアート・カーを正確に再現したといいます。
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ARGO編集部のひとこと
BMWグループはこれまでも世界的に著名なアーティストや団体とパートナーシップを組み、文化の支援と促進に取り組んできました。BMWが「Acute Art(アキュート・アート)」と連携した今回の取り組みのねらいは、異次元のメディアを探求してアートの物理的な限界を超えていくこと。AR(拡張現実)のアート・カーという文化を通じて世界中の人々を物理的に、そして仮想的に結びつけることを目指したものです。
ARを展示会に活用した画期的な好例といえます。
INFO
ARアプリ「Acute Art(アキュート・アート)」
【ストアURL】 App Store(iOS) / Google Play(Android)