米TIME誌、アマゾンの森林破壊の様子を見られるARコンテンツを開発
アメリカのニュース雑誌『TIME』が、アマゾンの森林破壊を描いたARコンテンツ「Inside The Amazon: The Dying Forest」をリリースしました。
出典:VRScout
ARコンテンツは、TIMEのAR・VRアプリ「TIME Immersive」で見ることができます。アプリをかざすと、目の前にアマゾンの熱帯雨林が現れ、森林が破壊されていく様子が確認できます。
コンテンツの制作にはTIME誌のARプロデューサー2人がアマゾンへ向かい、高精細のカメラを搭載したドローンで撮影。熱帯雨林を3Dスキャン化し、高精細のクオリティで製作しました。
米メディアVRScoutによると、AR体験をより豊かなものにするために空間音声デザインが用いられているとのこと。音声は約59年間、環境保全と動物愛護活動で有名なJane Goodall(ジェーン・グドール)博士が担当。熱帯雨林の減少についての解説が収録されています。
ARGO編集部のひとこと
米TIME誌は、2019年7月にアポロ11号の月面着陸を追体験できるアプリをリリースしたりと、ARコンテンツを積極的に制作しています。TIME Immersiveはジャーナリズムの新しい表現方法だと捉えており、今後もコンテンツの追加が期待できそうです。また最近話題になっているアマゾンの山火事は、人間による農地開発が原因だと指摘されています。そういったことも含めて、いまアマゾンで何が起きているのかを知るのに役に立つコンテンツだといえるでしょう。