ARバーチャルカード機能などを実装 Facebookのビデオ通話デバイス「Portal」がアップデートを実施
Facebookが開発したビデオ通話デバイス「Portal」は、2020年6月にAR機能などのアップデートを実施しました。
Portalとは、ビデオ通話に特化したスマートディスプレイ端末です。音声アシスタントのAlexa(アレクサ)を内蔵し、Facebook Messenger機能を使って遠く離れた友人や家族とビデオチャットすることができます。
出典:AMP(アンプ)
PortalにはAR技術を使った機能を多数導入しており、今回のアップデートでは新たにARバーチャルカードを実装。誕生日や記念日に臨場感あふれるカードを相手に送り、特別な日をお祝いすることできます。
また有名な童話を読み進めると、その場面に沿ったARエフェクトが出現し、読み聞かせを盛り上げるARエフェクト「Story Time」には、2020年6月中に新たに2つの童話が加わるとのことです。
そのほかにもメッセンジャールームを使用したグループビデオ通話機能や、バーチャル背景の実装、Facebookページからのライブ配信機能など、Portalをより便利に利用できる機能が追加されています。
2020年6月現在で販売されているモデルは、8インチ端末「Portal mini」、10インチ端末「Portal」、15.6インチHDディスプレイ「Portal+」、TVに取り付けて使用する「Portal TV」の4種類。それぞれのスペックや価格などはこちらから確認できます。
ARGO編集部のひとこと
近年、ビデオ会議やオンラインコンサートといった映像媒体にARやVRを取り入れる事例が急増しています。コロナ禍によりリモートワークの普及やオンラインビジネスの需要が増えたことによるもので、今後もさまざまな企業でARが導入されることが予想されます。直近の事例では、株式会社カヤックの妖怪アマビエになれるARフィルターの配信(ビデオ会議)や、ABEMAやKDDIのARを活用した有料オンラインライブの事例などが挙げられます。