【おうちAR 5月版】大人から子供まで!自宅で試せる施策まとめ
2020年3・4月に公開したやってみた記事「大人から子供まで!おうちで試せるARコンテンツまとめ」の5月版です。アニメやスポーツ、書籍など【おうち時間】をより豊かに過ごせるいま話題のARコンテンツをご紹介いたします。
もくじ
1.ARサービスを展開するZEPPELIN、自宅でイチゴ狩りを楽しめる「AR非接触イチゴ狩り」をスタート
2.すき家がARキャンペーンを実施中!SNS映えな写真を撮ると、オリジナルマグカップが当たる
3.「B.LEAGUE」が「5Gバスケチャレンジ」を開催 ARで選手と一緒に撮影しよう!
4.『攻殻機動隊』の世界をARやVRで体感!自宅で楽しめるオンラインコンテンツを配信開始
5.「動く写真集」がファンに大好評 EXILE TRIBEの人気ユニットのAR写真集
6.Kizuna AI、YOASOBI、花譜(かふ)が現実世界に出現!エナジードリンク「ZONe」のコラボ企画にウェブARが採用
ARサービスを展開するZEPPELIN、自宅でイチゴ狩りを楽しめる「AR非接触イチゴ狩り」をスタート
2020年5月2日(土)、株式会社ZEPPELINはARプラットフォーム「ARaddin™️」を活用し、自宅にいながらイチゴを収穫できるARサービス「AR非接触イチゴ狩り」をリリースしました。
専用アプリ「ARaddin」を起動すると、部屋に複数のARイチゴが空中に浮かび、イチゴをタップすることで収穫することができます。自宅で摘んだイチゴは後日郵送で届くとのこと。イチゴは株式会社GRAと連携し、同社が生産販売を手掛ける「ミガキイチゴ」を採用しています。
新型コロナウイルス感染症の影響により外出自粛が続き、リアル店舗を主軸とする企業の売り上げは下がっています。そこでZEPPELINは感染リスクを抑えつつ、自宅にいながら心弾む購買体験できるARマーケットに注力しています。
「AR非接触イチゴ狩り」は現在先行体験版を配信中。2020年5月末にアプリ正式版の発表を予定しています。
ARGO:「AR非接触イチゴ狩り」で自宅からイチゴ狩りが楽しめる!おうち時間を豊かに過ごす新サービス
すき家がARキャンペーンを実施中!SNS映えな写真を撮ると、オリジナルマグカップが当たる
大手牛丼チェーン店「すき家」は、ARを取り入れた新商品キャンペーンを開催中です(開催期間:2020年4月27日~2020年5月26日)。
出典:株式会社すき家
対象となるのは2020年4月27日(月)に発売された「ケールレタス牛丼」(並盛単品550円)。本商品の発売を記念して、スマホに専用アプリ「COCOAR」をインストール後、店頭やホームページのポスターにアプリをかざすと、画面にARフォトフレームが出現します。
ARフォトフレームの種類は全部で4種類。フォトフレームには、ケールレタス牛丼に使用されている3つの野菜(ケール、赤ピーマン、レタス)を擬人化したキャラクターがそれぞれ描かれています。3人のうちの1人は顔出し仕様になっているため、なりきり写真を撮ることが可能です。
さらに撮影写真をハッシュタグ「#すき家de野菜」をつけてTwitter投稿すると、オリジナルマグカップがもらえるコンテストに参加できるとのこと。
SNS映えする写真を手軽に撮れるARフォトフレームは、観光地をはじめさまざまな業種のイベントで導入されています。ARマーカーさえあれば場所を問わず表示できるので、自宅で楽しむコンテンツの利用としても有効です。
ARGO:すき家がARフォトフレームを活用した新商品発売キャンペーンを実施!AR写真をTwitter投稿するとオリジナルグッズが当たる
「B.LEAGUE」が「5Gバスケチャレンジ」を開催 ARで選手と一緒に撮影しよう!
2020年4月17日(金)から公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(以下、「B.LEAGUE」)は、AR技術を活用した「5Gバスケチャレンジ」を開催しています。
本イベントではソフトバンク株式会社が提供するスマートフォンアプリ「AR SQUARE」を使用。「AR SQUARE」とは、ARで好きなタレントやキャラクターと一緒に撮影できるアプリです。「B.LEAGUE」のコンテンツでは田臥勇太選手を含む9人の選手たちのドリブルやシュートする姿などをARで見ることができます。
アプリで撮った写真・動画にハッシュタグ「#5Gバスケチャレンジ」をつけて投稿すると、「B.LEAGUE」が毎週「今週の3選」を選出。選ばれた方には、井上雄彦さんオリジナルイラストタオルが贈られます。なお、バスケットボールのスキルチャレンジ以外のAR動画・画像の投稿もチャレンジの対象になるとのこと。
本イベントは試合を開催できない状況でも「B.LEAGUE」を楽しんでもらうために企画されました。特設サイト「B.LEAGUE EVERYWHERE」では、本企画をはじめファンを楽しませるさまざまな企画が行われています。
ARGO:自宅でもバスケットボールを楽しもう!Bリーグの選手の技が詳しく見れるAR動画が配信中
『攻殻機動隊』の世界をARやVRで体感!自宅で楽しめるオンラインコンテンツを配信開始
2020年4月23日(木)からオンラインストリーミングサービス「Netflix」で配信中のTVアニメ『攻殻機動隊 SAC_2045』。その世界観をARやVRで楽しめるオンラインコンテンツが、特設サイト「UNLIMITED REALITY」で公開されています。
配信中のコンテンツは全部で4つ。そのうち3つのコンテンツにARが採用されています。「UNLIMITED REALITY - タチコマAR」(開催期間:2020年4月23日~2020年5月31日) では、スマートフォンにARアプリ「STYLY」をインストールし、特設サイト内にあるタチコマARのリンクにアクセスすると、自分の部屋に人気キャラクター・タチコマがARで現れます。タチコマとは主人公・草薙素子(くさなぎ もとこ)が所属する組織「公安9課」が保有していた多脚思考戦車です。
そのほかにも関連企業のTwitterアカウントに日替わりで投稿されるARリンクを探し、主要キャラクターを集めていく「#公安9課メンバーを集めろ キャンペーン」(開催期間:2020年4月23日~2020年5月10日)や、ユーザーの顔に「公安9課」のメンバーの顔が合成される「公安9課インスタフィルター」(開催期間:2020年4月23日~2020年5月31日)などARを活用したさまざまな企画が展開中です。
本取り組みはKDDI株式会社、一般財団法人渋谷区観光協会、一般社団法人渋谷未来デザインが立ち上げた「渋谷 5G エンターテイメントプロジェクト」の第1弾。2020年4月に東京・渋谷を舞台にした体験型イベントを予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響拡大により、自宅で楽しめるオンラインコンテンツへと変更されました。渋谷での体験型イベントは時期を改めて実施するとのことです。
ARGO:AR/VR技術の活用で渋谷が「攻殻機動隊SAC_2045」の世界に。「UNLIMITED REALITY」
「動く写真集」がファンに大好評 EXILE TRIBEの人気ユニットのAR写真集
2020年4月15日(水)、主婦と生活社から写真集『FANTASTICS from EXILE TRIBE 1st PHOTO BOOK FANTASTIC NINE』が発売されました。
初の単独ツアーに密着した本書にはARが採用され、写真とあわせてAR動画で動く彼らを見ることができます。動画はメンバーの世界さんが撮影・編集を担当。写真にスマホをかざすと、世界さんが撮影したメンバーの「オフのオフ」の姿を楽しめます。写真とともに当時のツアー模様をAR動画で振り返られるため、ファンから好評を博しています。
写真集にAR動画を設定することで、写真や文章だけでは伝えきれないメンバーの魅力をあますことなく表現できます。ARマーカーは写真に設定できるので、写真のデザインを崩すことなく設置できるのも特徴のひとつです。コンテンツの充実を図れるうえに、質の高い写真集を制作することができます。
ARGO:EXILE TRIBEの人気ユニットFANTASTICS、「おうち時間」を楽しむAR写真集を発売
Kizuna AI、YOASOBI、花譜(かふ)が現実世界に出現!エナジードリンク「ZONe」のコラボ企画にウェブARが採用
エナジー缶ドリンク「ZONe」(600ml)は、人気アーティストとのコラボ企画「IMMERSIVE SONG PROJECT」を2020年4月20日(月)からスタート。本企画を記念して、5月12日(月)に発売されるアーティストとのコラボ限定パッケージ(6缶)にウェブARが導入されています。
ウェブARはコラボ限定パッケージに設定されており、パッケージを専用サイトからスマートフォンで見ると、アーティストの特別なAR演出を体験することができます。
「IMMERSIVE SONG PROJECT」とは、さまざまなアーティストが「ZONe」のコンセプトである「IMMERSIVE(没入)」をテーマに新曲やMVを制作するというもの。本プロジェクト第1弾には、Kizuna AI、YOASOBI、花譜が参加しています。
ARで妖怪「アマビエ」になって疫病払い!カヤック社員が作成したユニークなARエフェクトが話題に
株式会社カヤックは、社員がARを活用して制作した「Snap Camera」のエフェクトを2020年4月23日(木)から公開しています。
「Snap Camera」とは、背景や顔を加工できるWindows/Mac両対応のPCデスクトップ用アプリです。パソコンのカメラ映像をリアルタイムで加工できることから、テレワーク(リモートワーク/在宅勤務)やオンライン飲み会に使用されています。
同社が公開したARエフェクトは全部で5種類。疫病を払うとされる妖怪「アマビエ」※1をはじめ、食パンをくわえられるものや剣道専門誌『剣道時代』の表紙を背景にできるエフェクト、自分の顔の黄金比を証明できるもの、電球が頭に浮かびアイディアが閃いたように見せられるものなどユニークなエフェクトが揃っています。
※1…江戸時代に登場した長い髪とくちばしを持つ人魚のような姿の妖怪。アマビエの姿を描いた絵を見ると疫病が収まるという言い伝えがあり、3月上旬から新型コロナウイルス感染症の終息を願い、SNSを中心にアマビエのイラストが数多く投稿されています。
なかでも「アマビエ」のエフェクトは、口を開けたり閉めたりするとくちばしも連動してパクパクしたり、体を左右に揺らすとグラデーションの髪の毛がふわりと動いたりと、細部まで作り込まれています。
同社はリモートワークやビデオ会議が増えるなかで、働く人たちに少しでも仕事を面白く楽しんでほしいという思いからARエフェクトを制作・公開したとのこと。ビジネスでの用途はもちろん、遠方に住む友人や家族とのオンラインコミュニケーションにも応用できそうです。
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