ARメイクアップ機能をGoogleがリリース!Googleショッピングとの連携でさらに購入体験の簡略化を狙う
GoogleはARメイクを試せるショッピング機能を2020年12月17日に追加しました。Google ChromeブラウザやGoogleアプリから、自分の顔の上に口紅やアイシャドーなどAR化粧品のバーチャルメイクを行い、似合うかどうかを確認できます。
出典:Googleキーワード
【GoogleのARメイクアップ機能・試せるブランド】
本機能はGoogle ChromeブラウザやGoogleアプリでL'Oreal、MAC Cosmetics、Black Opal、Charlotte TilburyなどのModiFace傘下のブランドの製品を検索すると、各製品をARメイクアップ機能で試すことが可能です。
また、異なる肌の色のモデルでカラーアイテムを試せるだけでなく、スマートフォンでセルフ撮影し、自分の顔でメイクアップを試すこともできます。カメラで撮影中に製品の色・バリエーションが表示され、タップすると自分の顔に化粧品の色がのせられ、自分にどの色が似合うのかを試すことが可能です。
【開発背景】
本機能は、バーチャルメイクアップツールを提供するModiFaceとメイクアプリを開発するPerfect Corpによる共同開発で実現しました。Googleは、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、オンラインでの化粧品購入が増加しているものの、化粧品を自分で試さずに購入するのは難しいとし、自宅で確認できる機能を実装したそうです。
さらに本機能と組み合わせ、Googleはインフルエンサー主導のショッピングを実現させるため、美容愛好家や専門家からのおすすめ商品を掲載するGoogleショッピングも展開しています。プロのメイクアップアーティストによるメイクのテクニックや手順を紹介するページを掲載したり、ブランドからホリデー用ギフトの紹介ページを公開しています。
単なる製品のお試しだけでなく、インフルエンサーによるおすすめで化粧品の活用情報も合わせて提供し、Googleアプリ上での購入体験の提供を狙っています。
現在、ARメイクアップはアメリカのみでの公開、Googleショッピングは日本ではベータ版での公開となっています。
ARGO編集部のひとこと
家から離れずに買い物ができる仕組みをGoogleアプリや検索で実現しようとする試みです。
バーチャルメイクで化粧品を試せることでさらに安心して購入でき、一つのアプリや検索で行える購入体験は消費者にとっては待望の機能であるといえるでしょう。
バーチャルメイクでの検索やGoogleショッピングの連携の日本展開にも期待です。日本では「AR バーチャルメイク広告」という体験型広告が展開されています。