ARで漁業文化を伝える!「ひみの海探検館」がリニューアルオープン
富山県氷見市のひみの海探検館はARやVRを活用し、富山湾や氷見の魅力や漁業文化を伝えられるよう2020年6月6日(金)にリニューアルをおこないました。リニューアルでは大型定置網の中に吊るした魚のプレートにスマートフォンをかざすと魚の情報を見ることができる「ARストリーム」や、4面大型スクリーンで迫力ある映像が楽しめる「VRシアター」が新設されました。
出典:中日新聞
ARストリーム・VRシアターとは
越中式定置網漁法と呼ばれる網の中に、氷見漁港で揚がる多彩な魚たちがグラフィックプレートで吊り下げられています。このプレートにはARマーカーがつけられていて、スマートフォンをかざすと、富山湾の代表的な魚種の情報を見ることができます。VRシアターでは視野角いっぱいにスクリーンが置かれ「天然のいけす富山」「氷見の漁業体験」をテーマにした映像が広がり、あたかも海中や船上にいるような没入感を体験できます。来館者の意識を非日常世界へと導きます。
さらに体験型テーブル「ハンズオンひみ」が5台設置され、「ひみ寒ぶり」や「越中式定置網漁法」をはじめとする富山湾の豊かな海洋資源や漁法に関す漁業文化をゲーム形式で楽しく学べます。ハンズオン演出で体を使って体験でき、わかりやすく楽しく伝えています。
ひみの海探検館は今春オープン予定でしたが、新型コロナウイルスの影響でリニューアルオープンが延期されていました。
6月6日に行われたリニューアルオープンの記念式典では約20人が出席。林正之市長は「施設のポテンシャルを引き出し、観光客を呼び込んで中心街とを結ぶハブ拠点にしたい」と期待を込めています。
ARGO編集部のひとこと
ARを活用することで、より魅力的に漁業文化を紹介しています。VRを活用した展示も、ハンズオンテーブルも大人から子どもまでより多くの人が楽しめる展示となっています。 展示のAR活用事例としては、他に「羽田空港×国立歴史民俗博物館」があります。