AR技術を活用した特別展が京都府亀岡市文化資料館で開催
京都府亀岡市古世町の亀岡市文化資料館で、2020年1月から3月にかけAR技術などが使われた特別展「明智光秀と戦国丹波ー丹波進攻前夜ー」が開催されました。
出典:亀岡市
企画のひとつとして、AR技術を活用した展示品解説が実施されました。ARアプリを起動したスマートフォンを展示品にかざすと、2019年7月に「光秀公のまち亀岡PR特別大使」に就任した「戦国VTuber明智光秀」さんがARで登場し、来場者に展示資料の解説を行ってくれるというものです。
亀岡市文化資料館で開催中の特別展で
— 戦国VTuber明智光秀 (@sengokuVakechi) January 28, 2020
AR戦国VTuber明智光秀が展示品解説の職務についておる!
展示品にスマートフォンをかざすと現れるので是非とも体験を!
詳しくはこちらをばhttps://t.co/cLpcIwbV1w#戦国VTuber#明智光秀 pic.twitter.com/gzY0t5w8MU
ほか「明智光秀と戦国丹波ー丹波進攻前夜ー」展における展示は、織田信長が明智光秀に丹波への侵攻を命じたとされている天正3(1575)年までの期間が対象。
展示品として、
・明智光秀の出自
・功績
・肖像画
・書状
・自身が仕えた足利家や織田家にまつわる資料
などが紹介されるとのこと。
なお、2020年2月~3月開催予定の講演会、ならびに同年3月開催予定のフィールドワーク「守護代内藤氏・光秀の城 八木城を歩こう!」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期となり、今後の開催となることが告知されています。
ARGO編集部のひとこと
2020年には明智光秀が主人公のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」が放映されており、明智光秀にゆかりのある地域に注目が集まっています。今回、明智光秀の活躍があった「丹波国」に属する京都府亀岡市の「亀岡市文化資料館」における特別展示でARアプリが採用されました。
亀岡市文化資料館だけでなく、博物館や美術館でARを活用し、動画や音声を交えながらの解説を提供すれば、利用者はひとりひとり自分のペースで展示を楽しむことができるだけでなく、ガイドの人的リソースを減らすことにもつながります。
Vtuberやキャラクターとコラボすることで新しいファン層を取り込むことも可能です。 秋には「麒麟がくる」の舞台が亀岡になるとのことで、今後のデジタル施策にも期待が高まりますね。 同様に博物館でのAR活用事例として「岐阜県博物館」では「音声AR」を採用。GPSとAR音声を組み合わせることで各展示の場所ごとに適した解説を提供し、見学者の理解を深めることに成功しています。
INFO
イベント名: 「明智光秀と戦国丹波ー丹波進攻前夜ー」
場所:亀岡市文化資料館
住所:〒621-0815 京都府亀岡市古世町中内坪1
日程:2020年1月25日(土)~3月8日(日)
時間:午前9時~午後5時
入館料:大人400円、小・中学生200円
※2020年4月11日(土曜日)から5月6日(水・祝)までの臨時休館が決定しています。
※本イベントは過去に開催されたもので現在終了しており、企画の一部が開催延期となっています。