ARとAIを活用したバーチャルガイドが大手町牧場に登場!未来のデジタルガイド業務の可能性を検証
株式会社丹後王国が運営する「大手町牧場」で、2018年の7月4日から、AIとAR機能を使ったガイドキャラクター「レナ」を起用した牧場案内システムの実証実験が始まりました。年末まで予定されているこの実験は、株式会社パソナテックスとKDDI株式会社が、豊かなインターフェースを活用した質の高いガイド業務の可能性を検証するためにおこないます。
大手町牧場は、東京駅から徒歩1分、地下鉄大手町駅から直結するオフィスビルの13階にある牧場施設で、牛やミニブタ、ヤギ、アルパカなど約60頭の動物が飼育されています。さまざまなセミナーや人材育成講座、食育体験などがおこなわれており、子どもから大人までもが、楽しみながら酪農を学べる施設です。
今回の実証実験では来場者に専用端末が貸与され、バーチャルキャラクターのレナが牧場で飼育されている動物の案内や動物に関連するクイズの出題、来場者の酪農に関する疑問や質問などに答えるという内容になっています。大手町牧場は、最新テクノロジーによる牧場体験により、来場者に酪農分野への興味・関心を高めるきっかけを提供したいという目的で実施しました。
パソナテックスはこの他にも、AIやXRなどの技術を活用し、地方の観光施設における案内業務や、広い施設内の各所で丁寧な説明が求められるガイド業務など、人材の限られる地方を中心とした幅広い導入を目指し、「バーチャルソリューションガイド」などを開発しています。
またKDDIは、今後も独自開発したキャラクターAIを提供し、さまざまなパートナーと新サービスの企画や開発をおこなっていくということです。
ARGO編集部のひとこと
AI搭載のARキャラクターとともに、都会の真ん中での牧場見学ができるという試み。キャラクターとのコミュニケーションにより来場者は知識が深められ、バーチャルキャラクターが人材としてガイドで活躍している点がポイントです。
INFO
大手町牧場
所在地: 東京都千代田区大手町2-6-2 JOB HUB SQUARE 13階
開設時間: 平日 12:00~18:00、土 12:00~17:00 (日祝は休館)