ARで地下・屋内でも正確に案内。「LinkRay ARナビゲーション」が3月より提供開始
パナソニック株式会社は、2019年3月より、同社の光ID技術「LinkRay™」を活用したスマートフォンナビゲーションサービス「LinkRay ARナビゲーション」の提供を開始します。本サービスは、アプリ利用者の正確な位置を測定し、目的地までのルートをスマートフォンの画面上に立体的にAR表示し、視覚的にわかりやすく目的地まで案内できるナビゲーションシステムです。
サービス利用者は、ソフトウェア開発キットをスマ―トフォン向けアプリに組み込み、起点から目的地までのARルートをあらかじめ作成することで、リアルタイムな案内表示サービスをユーザーに提供できます。また、多言語でのナビゲーション表示により訪日外国人へのインバウンド対策としても活用可能とのことです。
従来のナビゲーションサービスでは、GPS電波の届かない駅構内や地下などの屋内ではスマートフォン利用者の正確な位置を測定できず、目的地までの案内ができないという問題がありました。こうした問題に対応するため、受信場所を起点とする位置特定の特性を持つ「LinkRay™」を活用することで、GPS電波が届かない駅構内や、階段・エスカレータなどの高さの違い、複数フロアなどに対応できるようになります。
屋内でのサービス向上と屋内業務を効率化できるとのことで、さまざまな方面から期待を集めています。
ARGO編集部のひとこと
リアルタイムのナビゲーションを実現した最先端技術とARガイドが共鳴した本サービス。GPSでは手が届かなった問題点の解消や人手不足、インバウンド対策に応えられる点が注目ポイントですね。