ARスマートグラスで買い物ができる?メルカリが未来のショッピングシステムの実証実験を開始
株式会社メルカリは2018年12月より、Vuzix Corporation社が提供するARスマートグラス「Vuzix Blade®」を使用した実証実験を開始しました。XRやAI技術を活用した同社の研究開発組織「mercari R4D」が、フリマアプリ「メルカリ」において、スマートグラスに最適化した情報検索や売買体験に関する実証をおこないます。
実証実験の内容は、ユーザーがスマートグラスを装着した状態で身の回りの物を人差し指で指すと、「メルカリ」に出品されている類似商品の情報をその場で閲覧できるというもの。さらに、グッドサインをすると、商品がアプリ内の「お気に入り」に登録され、好きな時間に購入することが可能になります。
このスマートグラスでは、クラウドなどに接続せず端末のみでデータ処理を行う「エッジAI技術」が活用されており、プライバシーの保護にも配慮しているとのこと。同社は、将来的には、スマートグラスを通した商品購入や出品を、ハンドジェスチャーのみで可能にすることを目指しており、早期の実用化が期待されています。
ARGO編集部のひとこと
どんな場所でも、気になった商品があればハンドサイン1つで詳細情報や購入手続きへ向かうことができるという、スマートグラスを使ったまったく新しい買い物体験。この実験で、ARは購入者に必要な情報を提示するという大切な役割を担っています。