AR/VR技術を活用したガイドアプリ「戦国時空伝~一乗谷戦国まち歩き~」が登場!最新技術で戦国大名・朝倉氏が築いた100年の歴史を体感できる
福井県は、AR/VR技術を活用したアプリ「戦国時空伝~一乗谷戦国まち歩き~」を2022年10月1日(土)にリリースしたことを発表しました。本アプリは福井県福井市にある文化遺産「一乗谷朝倉氏遺跡」のガイドアプリで、ARで戦国時代の人々と記念撮影をしたり、遺跡をめぐりながら戦国時代の建物や景色を鑑賞することができます。
「戦国時空伝~一乗谷戦国まち歩き~」アプリ機能
AR/VRアプリ「戦国時空伝~一乗谷戦国まち歩き~」では、主に3つの特徴を備えています。
- ①AR記念撮影機能
- ARフォトフレーム機能を用いて、アプリに登場する戦国時代の人々と一緒に写真を撮ることができます。
- ②AR/VRリアル再現スポット
- ARとVR機能を利用し、3DCGで戦国時代の建物や情景を閲覧することができます。AR/VRスポットは全部で8ヶ所あり、朝倉館や朝倉館から見える高台の景色、石敷遺構など当時の遺構が最新技術で蘇ります。
- ③銭集めスポット
- 銭集めスポットへ訪れると、アプリ内で利用できる銭を手に入れられます。獲得した銭は、戦国時空伝オリジナルのデジタル絵札と交換できます。一乗谷では実際にさまざまな場所から銭が出土しており、これまでに約28,000万枚の銅銭が発見されています。
そのほかにも遺跡の主要スポットを写真と音声で解説する一乗谷歴史解説スポットや、軍奉行・朝倉宗滴(そうてき)による各防衛施設の解説動画機能を搭載。同日に開館した「福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館(愛称:あさみゅー)」とともに朝倉氏の歴史を満喫することができます。
栄華100年の歴史が眠る「一乗谷朝倉氏遺跡」とは
1471年から5代、103年間にわたって越前一国を治めていた朝倉氏の城下町跡。武家屋敷をはじめ、寺院、職人屋敷、道路に至るまでの町並みがほぼ完全な形で発掘され、国の特別史跡・特別名勝・重要文化財に指定されています。
ARGO編集部のひとこと
全国の城や史跡にAR/VRを導入し、建物の復元3Dモデルや解説動画を配信する動きが広がっています。ARで建物の往時の姿を見ることで、まるで当時の時代にタイムスリップしたかのような体験を提供でき、来場者の満足度向上が見込めます。またARマーカーを設置するだけでARコンテンツを体験できるため、城や史跡の景観を損ねることなく実施できるのもメリットのひとつです。新しい歴史散策のツールとして、多くの自治体で採用されています。
INFO
ARアプリ「戦国時空伝~一乗谷戦国まち歩き~」
【ストアURL】App Store(iOS) / Google Play(Android)