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TikTokがLiDARに対応!くす玉が割れると「2021」が飛び出し紙吹雪が舞い散るARエフェクトを発表

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TikTok(ティックトック)がLiDARに対応しました。米国時間の2021年1月6日に、同社初のLiDARを使ったARエフェクトをリリースしています。このARエフェクトは、部屋などの空間内にカメラを向けると、くす玉が現れてカウントダウンが進行し、くす玉が爆発すると紙吹雪が舞い散り、空中に「2021」の文字が浮かびます。

利用されているLiDARとは「Light Detection And Ranging(光による検知と測距)」の略で、光が空間内の物体に到達してから反射して戻ってくるまでの時間を測定することが可能な技術です。AR空間の世界をより正確に認識することができるようになります。

LiDARは、2020年秋に発表されたiPhoneの5Gモデル、iPhone 12 Proと12 Pro Maxで採用されており、ARエフェクトは写真共有アプリであるSnapchat(スナップチャット)も先行対応しています。その他にも「3D Scanner App」のようにスキャンして3Dモデルを作成するアプリや、「RoomScan LiDAR」のようなインテリアのアプリ、さらには「Hot Lava」のようなゲームにも採用されています。

今回のARエフェクトでは、LiDARを用いたことにより舞い散った紙吹雪をカメラが写す空間内のソファやベッドや床など、高低差のある場所に立体的に着地させることができます。

TikTokは2021年の間には、さらに革新的なARエフェクトを発表する予定とのことです。

ARGO編集部のひとこと

LiDARの技術は、TikTokやSnapchatのARエフェクトでエンターテインメントとして利用されるのと同時に、「HakaruAR for LiDAR」や自動車の自動運転などの実用的な利用も進んでいます。また、近い未来に発売されると言われているAppleのARグラスにも「LiDARスキャナ」が採用されることは確実で、それに伴ったARコンテンツも続々と登場することが予想されています。

INFO

ARアプリ「TikTok」

関連リンク

  1. TikTok

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