ARで大気汚染を可視化できるコンテンツを米NYタイムズが配信中
2019年12月2日(月)、米ニューヨーク・タイムズが配信した記事「See How the World’s Most Polluted」にて、世界各国の大気汚染がわかるAR体験を提供しています。
同社の公式アプリ(iOS/Android)に搭載されたAR機能を使用すると、自分が住んでいる地域の大気汚染状況を見られます。粒子は1立方メートルあたりマイクログラム(100万分の1グラム)で測定され、µg / m3式で表示されているとのこと。
記事内ではアメリカのシカゴや東京、韓国のソウルをはじめ、世界で最も危険とされるインド・ニューデリーの汚染状況も閲覧できます。
本記事を配信した背景として、データや数値などで大気汚染が進行していることを報道しても、読者になかなか伝わりづらいという課題がありました。ARで実際に見えることで、大気汚染への興味を持ってもらえるのではないかと考えたとのことです。
ARコンテンツ開発に携わったグラハム・ロバーツ氏は「物理環境上にデータレイヤーを作成するジオロケーションエクスペリエンスには大きな可能性がある」とコメントしています。
ARGO編集部のひとこと
私も記事で確認してみましたが、日本でも大気汚染が深刻化しているのがわかりとてもショックを受けました。今回の大気汚染だけでなく、アマゾンの森林破壊が見られるAR動画など、環境問題をARで提起する事例が増え始めています。