eスポーツに重要な「集中力」をARゲームで計測！今年も「eスポーツテスト2021」を公開

eスポーツで大切な「集中力」をARゲームで測定できる「JeSU公認全国統一eスポーツテスト2021 presented by ZONe」が公開されています。「eスポーツテスト」は、スマートフォンのカメラで自分の顔を映すとARで自機が出現。顔や手で操作しながら敵を攻撃するシューティングゲームで計測します。敵に当たるとテストが終了し、成績表として「E」から「S＋」までの全国ランクを表示してくれます。

2020年に登場したeスポーツテストの進化版

「eスポーツテスト2021」は、2020年に公開された日本初の「eスポーツテスト」の進化版。前回に引き続き、eスポーツ研究の第一人者である馬場章氏が監修を担当しています。

テストが簡単でも、難しすぎてもよくないため、制作チームでプレイを繰り返して難易度を調整したとのこと。スピードが早い敵や分裂して増える敵など、数種類の敵を用意して、スコアが上がるほど難易度も上がっていく仕組みになっています。

集中力が増すとARフィルターが覚醒！

出典：一般社団法人日本eスポーツ連合オフィシャルサイトニュース

ARで表示される自機は、顔を動かしたり、端末を傾けたりして向きを変えながら攻撃して敵を撃ち落とします。顔の動きだけでなく、タップして自機の方向を変えることも可能。集中力が上がるほど、自分の目が大きくなったり、顔の模様が濃くなったり、表示されたARフィルターも覚醒していく作りになっています。

全国のゲーマーの基準がわかる！

出典：一般社団法人日本eスポーツ連合オフィシャルサイトニュース

テスト結果で、自分の集中力が全国のゲーマーの中でどのくらいの実力なのかを教えてくれます。SNSで結果をシェアしたり、都道府県別のランキングをチェックすることも可能です。

未来のeスポーツ選手のサポートに

ゲームとして楽しめる面白さにプラスして、集中力を整える練習にも使えるよう、シンプルさを目指して制作されたとのこと。開発チームは「今回のテストはeスポーツ日本代表選手にもプレイしていただいたので、目標スコアとして彼らの集中力を超えられるか、ぜひ挑戦してみてください。このテストが未来のeスポーツ選手を目指す皆さまの刺激やサポートになったら幸いです」とコメントしています。

ARGO編集部のひとこと

近年、eスポーツは急成長しており、世界大会や全国高校選手権なども開催されるようになりました。ネット環境が整備され、世界中のプレイヤーとオンライン対戦できるようになったことが要因のひとつといえるでしょう。最近では、ARを活用した対戦スポーツ「HADO」など、実際に体験できるゲームも開発されました。小学校で「HADO」の公開授業をおこなったり、eスポーツ学科が誕生したり、今後も幅広いフィールドでの普及が期待されています。