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子どもたちが楽しみながら勉強したくなる!教育のためのAR 9選

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ゲームなどへの技術活用で知名度が高まりつつあるAR。アプリなどを介して簡単に表示させられるこの技術は、教育や知育、しつけなどの分野でも活躍しています。そこで本記事では、AR活用の教育関連商品やアプリの9例をご紹介します。

ARGO編集部のカツベです。

「子どもが勉強に対してやる気を持っていない」「生活でやらないといけないことをなかなかやろうとしない」など、悩みを持つ親は多いことでしょう。みなさんはAR機能を利用した教育をご存知でしょうか?ARを利用した教育や学習は、子どもの自主性を高めることに加え、より深い知識の獲得へとつながります。

今回は、「あんなにやろうとしなかった あの子が!」とビックリしてしまうようなAR教育の例を紹介します。

歯磨きでモンスターを倒せ! アプリ「Magik」

アプリ「Magik」と連動したオリジナル歯ブラシと、歯を磨きながら自分の顔の周りに出現したモンスターを退治する子どもが写ったスマホ画面

子どもにとって面倒くさい歯磨きの時間を、楽しいゲームの時間に変えてしまおうという斬新な発想から生まれた商品です。「Magik」アプリを開き、インカメラで自分の顔を撮影すると、画面に映った自分の歯のあらゆるところにモンスターが現れます。このモンスターたちをアプリと連動したブラシで画面を見ながら歯を磨くことで倒していく、というゲームです。

公式サイト:Kolibree(英語版)

ARGO ARニュース: 磨けてない場所が一目でわかる!ARで楽しい歯磨きライフを実現する「Magik」登場

目の前に動物や乗り物が出現! アプリ「AR これ、なあに?」

アプリ「AR これ、なあに?」によって机の上に現れたCGのペンギンと象

子ども達の好奇心に着目し、AR機能を利用したスマートフォン向けの知育アプリで、動物や乗り物を現実空間に配置し、それらの名前を音声で答えるというものです。配置された動物や乗り物の3DCGが動いたり、後ろに回り込んで見ることができたりと、現実の世界に実際にそれらが現れたかのような感覚を味わうことができます。百聞は一見にしかず。実際に見ることは学習に役立つこと間違いなしです。

ストアURL:App Store(iOS)※iOS版のみ

ARGO ARニュース: これ、なあに?カメラをかざすと動物や乗り物が目の前に!ARを使って楽しく名前を覚えよう。

世界初!ARで学べる知育テディベア 「Parker」

知育テディベア「Parker the Bear」に体温計を使ったり、専用の医療器具を紹介する様子

「Parker the Bear」は、理科、技術、教育、図画工作、算数などを多次元な方法で学べるテディベアです。AR機能を使用することで、子どもたちはお医者さんごっこを通して基礎的な生物学を学んだり、デジタルの読み書き能力を養ったりすることができます。また、危機的状況での思考と問題解決能力を育成し、感情移入を促進させることに加え、包帯のデザインやゲームなどによって、絵を描く能力や算数の能力も養えます。

Parker 仮想現実を作り出すSeedlingのテディベア:App Store(iOS)※iOS版のみ

実物大の魚が目の前に! アプリ「AR TOUR ~OCEAN~」

フロアの一角の大きなスペースにARで再現された原寸大のマグロを表示させている写真

現実世界に、十数メートルにも及ぶ巨大なジンベイザメやマグロをはじめ、手のひらサイズのタツノオトシゴやクラゲといった計8種の魚類を出現させることができるアプリです。形や大きさに加え、動きまで再現しています。図鑑では味わうことのできない学びの場を提供することで、子どもたちの興味や関心を高めることを目的としています。

ストアURL:App Store(iOS)※iOS版のみ

防災時の行動を学ぶ 立川防災館ARコーナー

タブレットを使い、ARの児童が家の中の危険なスポットに進もうとしている様子を表示

市民の防災教育センターである立川防災館(東京都立川市)で、AR技術を用いた新しい体験学習コーナーがオープンしました。家の中を再現したセットをAR専用のタブレットでかざすと、危険を示すマークが表示され、どこに危険が潜んでいるかを一目で確認することができます。「楽しみながら防災体験」をコンセプトに、子どもから大人まで、防災時の正しい行動・心構えを身につけることができます。

公式ウェブサイト:立川防災館(東京消防庁)

ビービーメディア株式会社:立川防災館「キケンscope AR」

戦争の悲惨さを 体験型ゲームアプリ「Enter The Room」

赤十字国際委員会(ICRC)が開発したスマホアプリ「Enter The Room(エンター・ザ・ルーム)」は、ARと3D音声を用いた、ユーザーの感情に戦争の悲惨さを訴えかけるアプリです。少女の生活を追体験していくことで、ユーザーに戦争に対する意識を高め、犠牲者の心に寄り添う機会を作ってもらいたいという思いで制作されました。

公式ウェブサイト:ICRC(英語サイト)

ストアURL:App Store(iOS)※iOS版のみ

世界一わかりやすい! AR人体図鑑

「AR人体図鑑」表紙。CGで身体を広げた人間の身体、骨格、臓器、神経などが描かれている

「世界一わかりやすい AR 人体図鑑」 は、図鑑の中のARマークがついているページに専用ARアプリをかざすと、CGで作られた3Dの臓器や血管、脳など人間の様々な部分の臓器を見ることができるというものです。文字と画像だけでは伝わらなかった臓器の裏側や全体のつくりを観ることができ、さらに近くの人にスマホを向ければ、実際の大きさを比較することもできます。

宝島社:360度全方位見られる! 世界一わかりやすいAR人体図鑑

ARと地球儀が融合 「ほぼ日のアースボール」

地球儀「ほぼ日のアースボール」を専用アプリで読み取り、夜の地球を観察する子ども

「ほぼ日のアースボール」は「おとなとこどもの地球儀」をキャッチコピーに制作されたARを利用した教材です。スマートフォン・タブレット向けの専用アプリで読み込むと、世界各国の動画や写真、テキストなどの表示や、恐竜の世界分布、昼夜の地球の様子など、全部で7つのARコンテンツを楽しむことができます。この教材を利用した子どもたちが世界へ目を向けるきっかけとなるでしょう。

公式ウェブサイト:おとなとこどもの地球儀「ほぼ日のアースボール」

星座を体感的に観察! アプリ「星座早見AR」

空に天体が広がる夜の森を背景とした「星座早見AR」でスマホ画面内におとめ座を表示させている様子 「日中でも天体の観察ができる」などのPR文

「星座早見AR」は、星空にスマートフォンを向けると、その方位にある星座の名前や位置を調べられるAR機能搭載のアプリです。小学校や中学校の理科の教科書に載っている主な星座については、写真やエピソードが掲載されており、星座への興味・関心を高めるとともに、知識を深めることができる優れものです。他にも、ナビゲーション機能や、観測日時を自由に設定できる機能など、豊富なコンテンツが搭載されおり、理科の勉強を楽しくおこなうことができます。

教育出版株式会社:星座早見AR

ストアURL:App Store(iOS)※iOS版のみ

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