ARを活用したインテリアの試し置きサービスを博報堂プロダクツが提供!既存ECサイトに導入で買い物体験向上
ARでインテリア等の試し置きができるサービスの提供を、博報堂グループの博報堂プロダクツが2021年4月22日(木)より開始しました。ウェブARを活用しており、専用アプリなしにARでの試し置きができる本サービスは既存のECサイトやウェブサイトに組み込むことが可能で、ユーザーは通常使用しているウェブブラウザからシームレスにARの試し置きを体験することが可能です。
活用シーン例
- ・家電量販店や家電メーカーのECサイトやウェブサイトに
- ・家具販売店やインテリアメーカーのECサイトやウェブサイトに
- ・サイズ感を伝えづらい新製品の発表時に
また、グループ会社の株式会社EmergeによるオフショアCG制作を利用することで、よりコストパフォーマンスの高い、大ロット制作もおこなうことができます。
AR試し置きの特徴
AR技術を試し置きに活用することで、店舗へ足を運ばなくても部屋に置いたイメージやサイズ感などをリアルに体験することが可能。商品の色味や質感も確認することができるため、商品実物と購入後のイメージ違いやギャップ、サイズの間違いによる返品を減少させることができ、ECサイトでの買い物体験を向上させます。ほか、大きく分けて下記3つの特徴があります。
- ①既存のECサイトやウェブサイトに組み込み可能
ARサービスを導入するために新規のウェブサイトを制作する必要がなく、既存のECサイト等にリンクボタンを取り付けるだけでAR体験コンテンツを提供することができます。 - ②マーカーレス&アプリレス。ウェブブラウザのみで動作完結
専用のARマーカーやアプリを用意する必要がなく、ウェブブラウザ上でシームレスにARを体験することができます。 - ③Androidも対応可能
オプションを追加することでAndroidスマートフォンで本サービスを体験してもらうこともできます。
経済産業省によれば、右肩上がりで日本のEC市場規模は成長し、スマートフォン経由での購入は40%以上を占めているといいます。今後もスマートフォン経由でのEC販売は、コロナ禍の外出自粛の影響でさらに高まることが予想されています。AR技術の活用で、オンラインショッピングでも実物とのギャップを気にせずに商品購入が気軽にできることで、スマートフォン経由でのEC販売はさらに加速していきそうです。
ARGO編集部のひとこと
博報堂グループはこれまでにも、MESON×博報堂DYホールディングスのARを活用した周遊体験の実証実験や、博報堂DYグループ横断プロジェクト「hakuhodo-XR」、博報堂プロダクツによる「ARコンテンツ開発支援サービス」など、様々なサービスや実験を展開してきました。5Gの普及も加速する現在、AR技術を活用したサービスがどのように発展していくか期待が高まります。