音声ARを活用した「和歌山市観光アプリ」配信開始!観光再活性化を目指す
音声ARを活用した「和歌山市観光アプリ」が、2020年10月9日(金)より配信されました。ARを活用することで、和歌山の持つ魅力や観光資源により触れてもらうことが目的です。
本アプリは昨年配信され人気を博した音声ARアプリ「友ヶ島」を大きくリニューアルしたものです。今年は本市のシンボルである「和歌山城」が、新しいコンテンツとして追加されました。本アプリ最大の目玉コンテンツである音声劇「オトガタリ」の他、音声ARによるガイド機能など、盛りだくさんのコンテンツを楽しめます。
本アプリで楽しめる音声ガイドは主に2つあります。
①「友ヶ島」:2020年6月に日本遺産に認定され、注目を集める葛城修験が加わりました。
②「和歌山城」:和歌山市のシンボルであり、城に眠る歴史を物語として楽しめます。
【①友ヶ島コース】
アプリユーザーの位置情報をGPS等で把握し、ユーザーが友ヶ島島内の施設に近づくと、その解説がアプリから自動的に流れる仕組みになっています。加えて、画面には当時の様子を紹介する貴重な資料などがARで映し出され、視覚・聴覚の両方で楽しむことができます。
また、2020年6月に日本遺産に認定された『「葛城修験」‐里人とともに守り伝える修験道はじまりの地』のガイド機能が追加されました。友ヶ島は「葛城修験」の開祖、役行者が法華経を埋納したとされる28の経塚の1番目の地です。
他にも友ヶ島コースでは、「要塞島が美術館に。」をコンセプトとした音声ARアート「サウンドスケール」など、様々なコンテンツを楽しめます。
【②和歌山城コース】
和歌山城コースでは和歌山城が持つ「歴史の多層性」に着目。「関ヶ原の戦いで武功を立てた浅野幸長が城主だった築城初期」と「和歌山城で生まれ育ち後に八代将軍となる徳川吉宗が城主だった江戸時代」に焦点を当て、「音に導かれ、2つの時代の和歌山城を旅する」をコンセプトに、和歌山城内を音声ARに導かれながら巡ることができます。
また、天守を舞台にして繰り広げられる浅野幸長と徳川吉宗の音声劇「オトガタリ」を、最終目的地となる天守で楽しむことができます。「オトガタリ」には、うえだゆうじさん・杉田智和さん・南央美さんら豪華声優陣が起用されており、今までにない新しい形で和歌山市を堪能できます。
和歌山市に眠る歴史を物語として楽しむ、新たな観光体験を、本アプリで楽しんでみてはいかがでしょうか。
ARGO編集部のひとこと
観光地の再活性化を目的とした施策に、AR技術が活用される事例は急速に増加しています。富山県氷見市では町おこしとして、ARアプリで藤子不二雄Aのキャラクターを集めるイベントを行ったり、兵庫県姫路市では姫路城の魅力を体感できるARアプリ「姫路城大発見」をリリースしたりしています。スマートフォンを使用して体験できる本アプリやこれらの施策は、非接触というメリットがありアフターコロナ時代の新しい観光スタイルとして注目・期待されています。
INFO
ARアプリ「和歌山市観光アプリ」
【ストアURL】App Store(iOS) / Google Play(Android)