ウェブARを活用したソーシャルディスタンス計測サービス「Sodar」をGoogleがリリース
Googleが、ウェブARで「ソーシャルディスタンス」を計測できるサービス「Sodar(ソーダー)」を2020年5月にリリースしました。Google社の実験的な技術やサービスが紹介されるTwitterアカウント「Experiments with Google」上でウェブARサービス「ソーシャルディスタンス」は発表されています。
Sodar - use WebXR to help visualise social distancing guidelines in your environment. Using Sodar on supported mobile devices, create an augmented reality two meter radius ring around you. #hacktohelp https://t.co/Bu78QrEN9f pic.twitter.com/kufatNFDQk
— Experiments with Google (@ExpWithGoogle) May 28, 2020
ウェブARサービス「Sodar」は、AndroidOSのモバイル端末からChrome(クローム)ブラウザを使用し、「Sodar」サイトにアクセスすることで利用可能。新型コロナウイルス感染症の拡大防止に推奨される「2m」のARリングが自分を中心に表示され、距離を計測できるため、ソーシャルディスタンスをはかれます。
「Sodar」にはデバイスの位置や向き、加速度などの情報を取得してAR/VRコンテンツを表示させられるプラットフォーム「WebXR Device API」が活用されています。リリース現在はARCoreに対応したAndroidOSのスマートフォン限定で利用可能です。
ARGO編集部のひとこと
新型コロナウイルス感染症拡大の感染経路となる「飛沫感染」を防止するために必要な「ソーシャルディスタンス」の距離は2mとされており、実際に生活の中で目視だけで計測するのは難しい距離です。そこで最近ではARアプリやウェブARを活用した「ソーシャルディスタンス」計測ツールが各社からリリースされています。ARGOでも紹介した「ARソーシャルディスタンス」、「Keep Distance Ruler」、「ARメジャー」などのツールが手軽に利用でき、便利です。
現在、「Sodar」が利用可能な機種は限られていますが、今後より幅広い機種に開放されれば「Sodar」と検索するだけで「ソーシャルディスタンス」の計測ツールが誰でも手軽に使えるようになりそうですね。
万が一新型コロナウイルスの第2波、第3波が来たときのためにも覚えておきたいツールです。