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【関東Part1】日本全国のAR活用事例をまとめてみた③

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地域ごとに最新のAR活用事例をまとめたシリーズ記事第3弾です。今回は【関東】(茨木、栃木、群馬、千葉)エリアのAR事例をピックアップ。活用事例数が多いため、本エリアはPart1&2にわけてご紹介します。

【関東Part1】日本全国のAR活用事例をまとめてみた⑤イメージ画像

もくじ

【期間限定】

AR×ご当地キャラクターで観光地の魅力を発信! 栃木県那須町の「プロジェクト9b(きゅうび)」

ARで工事中の壁がフォトスポットに変身!新エリア開発中の東京ディズニーランド

【常設展】

動画やフォトフレームで観光地の魅力を引き出す 茨城県の観光事例

1200年前の寺院をVRで体感!ARガイド機能も備えた「下野薬師寺跡」の観光アプリ

AR詞やARフォトスポット…デジタルテクノロジーで新しい鑑賞体験を提供する前橋文学館

レッサーパンダやライオンの生態をARで紹介 千葉市動物公園の「動く!動物AR」

こんにちは!ARGO編集部のムラキです。

地域別AR活用事例第3弾の記事をお届けします! 今回取り上げるエリアは…いよいよ【関東】です✨ 具体的な地名は、茨木、栃木、群馬、千葉の4つ。

関東は事例数が多いので、Part1&2にわけてご紹介します。事例数は全部あわせて16個!

すごい数ですね~!さすが首都圏エリアです。 数々の事例のなかから、選りすぐりの企画を選んでみました(-ω☆)キラリ

【期間限定】

【開催中】AR×ご当地キャラクターで観光地の魅力を発信! 栃木県那須町の「プロジェクト9b(きゅうび)」

ARコンテンツを利用し栃木県那須町への観光誘致を図る「プロジェクト9B」

出典:栃木県那須町「プロジェクト9b(きゅうび)」

栃木県・那須町観光協会は2019年4月1日(日)から、那須に伝わる「九尾(きゅうび)の狐伝説」をモチーフにした「プロジェクト9b」を開始。施策としてAR技術を活用したデジタルスタンプラリーを実施しています。

「プロジェクト9b」ARデジタルスタンプラリーの出現イメージ

出典:栃木県那須郡「プロジェクト9b(きゅうび)」

本企画は観光名所である殺生石や那須温泉、駒止の滝、那須平成の森など10ヶ所にARマーカーを設置。スマートフォンに専用アプリ「COCOAR」をインストールし、ARマーカーを読み取ると、漫画家・イラストレーターの姫川明輝(ひめかわあきら)氏による「九尾狐」描き下ろしアニメキャラクターが現れ、キャラクターによる各スポットの紹介動画(多言語対応)やAR撮影を楽しめます。

各締切日までに9ヶ所にあるARスタンプをすべて集めると、ボスキャラ「九尾狐」の動画プレゼント(ダウンロード)に加え、アンケートに答えた人のなかから抽選で30名に、豪華オリジナルグッズが当たります。なお、ARデジタルスタンプラリーは何回でも挑戦可能。景品の種類は各締切ごとによって異なるため、参加すればするほどオリジナルグッズを揃えられる仕組みになっています。

旅行客を呼び込む観光プロモーションとして、ARデジタルスタンプラリーは有効です。また周遊性を高めるためにアートディレクターとして有名漫画家の起用や、英語・中国版の多言語対応、締め切りごとに異なる豪華賞品などさまざまな試みを行っている点も評価でき、ARを活用した優れた事例のひとつといえるでしょう。本プロジェクトは当初2018年6月までの予定でしたが、プロジェクトが好評を博し、現在も継続して行われています。



【終了】ARで工事中の壁がフォトスポットに変身!新エリア開発中の東京ディズニーランド

扉のイラストに公式ARアプリをかざすと、新アトラクションに登場するキャラクターたちが画面上に現れる

出典:バズフィードジャパン

東京ディズニーランドでは、2020年オープンの新エリア開発に伴い、トゥモローランドからトゥーンタウンにかけて仮囲いが設置されています。仮囲いの壁にはこれまでさまざまなイラストボードが描かれてきましたが、2019年6月からARを活用した仕掛けが施されています。

壁には7つの扉イラストが描かれており、公式アプリ「Tokyo Disney Resort APP」を起動後、カメラを扉に向かってかざすと、画面上に新アトラクションに登場するキャラクターが出現し、一緒に写真を撮ることができます。対象となる扉は「美女と野獣 魔法のものがたり」「ベイマックスのハッピー・ライド」、「ミニーのスタイルスタジオ」の3つです。

このようにARマーカーを設置するだけで、工事現場でさえも親子で楽しめるフォトスポットへと変えられます。設置にあたり大掛かりな工事などは必要ないため、低コストで導入できるのもメリットのひとつです。遊園地の新しいフォトスポットとして宣伝することで、新規集客などのプロモーション効果も見込めます



【常設展】

動画やフォトフレームで観光地の魅力を引き出す 茨城県の観光事例

5種類のARフォトフレームで記念撮影を楽しめる茨城県の「袋田の滝」

出典:大子町公式ホームページ

茨城県久慈郡大子町にある日本三名瀑(めいばく)のひとつ「袋田の滝」では、観光を楽しむためのARコンテンツが配信されています。

ARを体験するには、まず最初に「COCOAR」をスマートフォンにインストール。その後、ARマーカーをスキャンすると「袋田の滝」のキャラクター「たき丸くん」と「恋人の聖地」をイメージしたARフォトフレームが現れ、記念撮影が行えます。ARマーカーは、恋人の聖地モニュメント前と第2観瀑台2階デッキの2ヶ所。そのほかにも大子町の観光スポットを案内するAR動画があり、動画は英語や中国語、韓国語にも対応しています。

ARを活用した案内システムは、茨城県水戸市にある英国風景式庭園 七ツ洞公園でも採用されています。七ツ洞公園AR案内システム「NANAR(ななあ~る)」は同園が誇る英国風景式庭園の魅力をアピールするために作られ、「COCOAR」でARマーカーを読み取ることで、七ツ洞公園のPR動画「生まれ変わる全国屈指の英国式庭園 七ツ洞公園」を再生できます。動画では同園が織りなす美しい名所の数々が紹介されています。

近年、観光地にARをはじめとしたデジタルテクノロジーを取り入れる試みが増えてきています。観光案内からご当地キャラクターとのコラボまで、多彩なプロモーションを行えるARの需要は高く、今後もさらなる活用が期待されています。

ARGO:茨城県の代表的観光スポット「袋田(ふくろだ)の滝」で観光用ARコンテンツを配信中



1200年前の寺院をVRで体感!ARガイド機能も備えた「下野薬師寺跡」の観光アプリ

2017年4月1日(土)から栃木県下野市の下野薬師寺跡(しもつけやくしじあと)は、AR/VR技術を取り入れたアプリ「VR東の飛鳥 ー甦る下野薬師寺ー」(iOS)を配信しています。

AR・VR技術を活用し、下野薬師寺の観光をさらに楽しめるアプリ「VR東の飛鳥 甦る下野薬師寺」

出典:栃木県下野市

本アプリは下野薬師寺の歴史巡りをサポートするアプリです。ARカメラで当時の衣装を着た写真が撮れるほか、各所に設置されたARマーカーをスキャンすると、解説動画を視聴できます。またVRを使ったバーチャル映像もあり、約1200年前の下野薬師寺を再現したCGを閲覧可能。そのほかにもマップガイドやすごろくスタンプラリーなど多彩なコンテンツを備えています。

さらにアプリ公開前には、観光用チラシに記載されたARマーカーを専用アプリ「AReader」で読み取り、下野薬師寺五重塔をARで体感する企画も行われました。



AR詩やARフォトスポット…デジタルテクノロジーで新しい鑑賞体験を提供する前橋文学館

群馬県前橋市にある萩原朔太郎記念・水と緑と詩のまち 前橋文学館では、館内展示や企画展にARを導入しています。

『月に吠えらんねえ』のキャラクターとAR撮影ができる前橋文学館

出典:前橋市公式Facebook

前橋文学館とは、「日本近代史の父」と称される萩原朔太郎をはじめ前橋市にゆかりのある詩人の資料を展示する文学施設です。同施設では現在、月刊アフタヌーンに連載中のコミック『月に吠えらんねえ』の主人公・「朔くん」(萩原朔太郎作品から着想を得て生み出されたキャラクター)のAR撮影スポットが常設されています。

詩が動き出すARと記念撮影を行う前橋文学館・萩原朔美館長

出典:前橋文学館

また文芸雑誌の企画展「詩の未来へ―『現代詩手帖』の60年―」(2019年04月27日(土) ~ 2019年07月07日)では、ARを組み合わせた展示を展開。ARで詩の言葉が浮かび上がり、同館の萩原朔美館長(72)の音声が流れました。さらに企画展「萩原恭次郎生誕120年記念展-何物も無し!進むのみ!」(2019年11月2日~2020年1月26日)においてはフライヤーにARが活用され、フライヤーに載っているARマーカーを読み込むと、萩原恭次郎の顔と撮影者の顔がドッキングする企画を実施。

同館ではAR企画が好評なことから、今後も常設展示および企画展でAR施策を行うとしています。

ARGO:音声ARで萩原朔太郎による詩の朗読を鑑賞できる!前橋文学館の施策



レッサーパンダやライオンの生態をARで紹介 千葉市動物公園の「動く!動物AR」

動物たちの生態をAR動画で視聴できる「千葉市動物公園」のARポスター

出典:千葉県千葉市動物公園

2016年から千葉市若葉区の「千葉市動物公園」にてポスターやガイドマップの表紙にARが採用されています。

「千葉市動物公園」のレッサーパンダなどの動物の知識をAR動画で解説

出典:千葉県千葉市動物公園

アプリ「COCOAR」をスマートフォンにインストールし、園内に掲示されているポスター「「動く!動物AR」にかざすと、ライオンやレッサーパンダなどさまざまな動物のAR動画を閲覧できます。またガイドマップの表紙をスキャンすると、ARフォトフレームが現れ、来園記念の写真が撮れる仕組みです。

イラストや文章による解説パネルでは伝わりづらい部分でも、AR動画を設定することで動物の生態を簡単に説明することが可能です。また映像で見せることで、お子様からお年寄りまで幅広い年齢層にアプローチできます。ARは動画だけでなく、フォトフレームやスタンプラリー、音楽など多彩なコンテンツを設定できるため、本事例のように媒体(ポスター、ガイドマップ)をわけての見せ方も行えます。



終わりに

関東もさまざまなAR企画が目白押しでしたね~!

観光地をはじめ、遊園地や寺院、文学施設、動物園などあらゆるところでAR技術が用いられており、どんなコンテンツにも付加価値を与えられるARの親和性を改めて感じました。またARはイベント企画のみならず、来場者のログ情報(アクセス数、年代別、性別、地域別)のデータも表示可能企画とあわせてイベントの効果測定も行えるほか、データを生かした効果的な施策も立てられます

INFO

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