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【AR×音楽・音声AR】音楽業界の悩みを解決するAR活用事例13選

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本記事では音楽にARを採用した事例をまとめています。ARを取り入れることで、CDの効果的な販促をはじめ、MVでの映像表現での活用、さらにはピアノの試し置きなど音楽に関するさまざまなアプローチが可能になります。また音で現実世界を拡張する「音声AR」の導入事例もあわせてご紹介します。

やってみた記事「音楽・音声ARネタ 14選」のカバー画像

目次

こんにちは!ARGO編集部のムラキです。

今日は音楽業界におけるAR活用方法をご紹介します。主な活用方法としては下記5通りがあります。

  • 【CD・DVD販促】…CDショップでの店内施策やDVD特典に活用
  • 【MV】…AR技術による新しい映像表現
  • 【音楽演奏・ダンス】…「ARフィギュア」によるバンド演奏やARキャラクターを使ったダンス
  • 【音楽楽器試し置き】…ウェブARを活用し自宅にピアノの仮置きができるサービス
  • 【音声AR】…「音」で現実世界に情報を付加するシステム

CD・DVDの販促やMVでの映像表現、楽器の仮置きなど多岐にわたりますね~!!音楽業界における活用事例の幅広さには驚かされます。

そして最後に出てきた「音」で現実世界に情報を付加するという音声AR。ご存知の方も多いと思いますが、こちらについても少しご説明できればと思います。

〈音声ARとは〉

ユーザーの位置情報を正確に把握し、場所ごとに設定した音声解説やBGMが自動で再生されるシステムのことです。美術館などで用いられている音声ガイドとは異なり、特定のエリアや場所の前に立つだけで音が流れるため、より展示体験に没入することができます。また展示物と音声を連動させることで、展示物を活用した新たな体験価値を提供できます。利用シーンには展示物のある美術館や博物館のほか、レジャー施設、観光地を想定しています。

いかがでしょうか。少しでも音声ARへの理解が深まれば幸いです。 それではこの5つのカテゴリをもとに、活用事例とそれぞれのメリットをお届けしていきます。

【CD・DVD販促】

1.AR動画やポスターでファンの心を掴む タワレコのAR施策

タワーレコードは元NMB48で歌手の山本 彩の3rd Album『a』の発売を記念し、ARキャンペーンを実施しました。(開催期間:2019年12月10日~2019年12月25日)

山本 彩3rdAlbum『a』発売記念ARキャンペーンのARマーカー

出典:ユニバーサル ミュージック合同会社 ニュースリリース

クリスマスツリーに掲示されているスペシャル・フォトパネルに、ARアプリ「COCOAR」をかざすと、オリジナルARフォトフレームが表示され、一緒に写真を撮ることができます。さらにクリスマスプレゼントがもらえる企画も展開。画面にランダムで応募フォームが表示され、必要事項を記入して応募すると、抽選で30名にサイン入りオリジナル・ギターピックやBluetoothスピーカーがプレゼントされました。

本事例以外にも、タワーレコードは商品のセールやCDプロモーションにARを積極的に取り入れています。たとえば2019年9月にはスピッツのオリジナルアルバム『見っけ』の発売にあわせて、タワーレコードおよびTOWERmini全店にてAR付きコラボポスターを掲出しました。

タワレコ「マンスリー・タワー・プッシュ」に選ばれたスピッツオリジナルアルバム『見っけ』

出典:タワーレコード株式会社 プレスリリース

「COCOAR」を起動しコラボポスターをスキャンすると、『見っけ』のジャケット写真をあしらったARフォトフレームが出現。写真を撮ることで、自分がジャケットの世界に入り込んだかのような体験を味わえます。また2019年11月には『タワーレコード40周年WINTER SALE』×リラックマのコラボ施策を行い、キャラクターファンをターゲットにした来店施策を行っています。

このように店内にAR施策を仕掛けることで、アーティストやキャラクターファンの集客を見込めます。またARフォトフレームを活用したSNSへの投稿で、キャンペーンの拡散や口コミ効果が狙えます。ARマーカーは画像に設定できるので、アーティストの世界観を壊すことなくオブジェや展示などが行えるのも特徴のひとつです。

ARGO:歌手の山本 彩が3rdAlbum『a』を発売!直筆サイン入りの商品が当たるARキャンペーンを開催中

ARGO:スピッツのオリジナル・アルバム『見っけ』、タワレコ・TOWERmini全店にてAR付きコラボポスターの掲出決定!


2.ピンク・フロイド、AR体験を楽しめる特設サイトをオープン 自分だけのアルバムカヴァーを作れる

イングランド出身のロックバンド「ピンク・フロイド」は、『The Later Years 1987-2019(BOX)』の発売を記念し、AR体験ができる特設サイトを開設しています。

ウェブARで「ピンク・フロイド」の『対』ジャケットのベッドが出現

出典:ロックバンド「ピンク・フロイド」特設ARサイト

スマートフォンやタブレットから特設サイトへアクセスすると、アルバムジャケット『対(TSUI)』の向かい合う像や『鬱』のジャケットに登場するベッド、『P.U.L.S.E.』のジャケットの目玉が道路に現れたりする様子を映したAR映像を楽しめます。AR映像の閲覧のみならず、撮影機能により自分だけのアルバムカヴァーを作成できるとのこと。

本企画にはウェブARプラットフォーム「8th Wall」が採用されており、シームレスなAR体験が可能です。ウェブARは専用アプリをインストールをする必要がないため、スマホの操作に不慣れな子どもからお年寄りまで幅広い世代の利用が見込めます。

ARGO:ピンク・フロイドがARを楽しめる特設サイトをオープン!自分だけのアルバムカヴァーを作れる


3.『NHKおかあさんといっしょ』のDVD購入特典にARを活用 歌のおにいさんやおねえさんと一緒に写真が撮れるARフォトフレームが好評

ポニーキャニオンから発売されたDVD『NHKおかあさんといっしょ 最新ソングブック ぴかぴかすまいる』の先着購入特典「みんなで『すまいる』フォトフレーム」にARが導入されています。

スマホに「COCOAR」をインストールし、アプリにフォトフレームをかざすと、画面に「ぴかぴかすまいる」のオリジナルARフォトフレームが現れ、歌のおにいさんやおねえさんと一緒にDVDジャケット風の写真撮影を行えます。

近年、CDやDVDなどの映像メディアの購入特典にARを採用する企業が増えています。オリジナルフォトフレームや限定動画などを盛り込むことで、購入者の満足度向上を図れるほか、他社商品との差別化ができるため販売促進につなげることが可能です。

ARGO:「おかあさんといっしょ」月のうたDVD発売!先着特典のARフォトフレームで写真を撮ろう!


【MV】


4.アーティストの直筆歌詞が空中に浮かぶ!世界初のARリリックミュージックビデオ『HOWL』

ソロユニットのハル・ロビンソンは、ARを活用した世界初のリリックミュージックビデオ『HOWL』をYou Tubeで公開しています。

本MVはAR技術によって、ハル・ロビンソンが書いた歌詞がそのまま現実空間に浮かんでいます。GoogleのVRイラストレーションソフト「Tilt Brush」を使用し、本人が空間に歌詞を書いたものが反映されているとのこと。またこの直筆歌詞を出現させるために、1年間かけて独自のARアプリを開発しています。MVの反響は高く、2020年6月時点で約30万再生を記録しました。

リリックビデオはCGやモーショングラフィックなどで映像と歌詞を合成するのが一般的ですが、ARを活用することでアーティストの直筆歌詞を表示させるという新しい音楽表現を実現しています。

 

5.ARでファンを引きつける世界観を構築 「盲目の視線」をテーマにしたKing GnuのMV『どろん』  

日本の4人組ミクスチャーバンド「King Gnu」は、2020年2月14日にAR技術を活用した『どろん』(千葉雄大主演映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』主題歌)のMVを公開しました。

今回のMVは「盲目の視線」をテーマに制作され、「何が善か悪か、支持すべきか排除すべきか、盲目ながらも大衆は見極めようとする。そしてその視線を向けられる側はその場から存在を消す意外、逃げ切ることは不可能かもしれない」。そんな現実世界を本MVでは大衆とその視線の先にいる対象、その両者をAR技術を用いて表現したとのことです。


6.アーティストのタトゥーが発光!?AR×次世代撮影技術がもたらす新たな映像表現

ロンドンを拠点に活動するラッパー・Tino Kamal氏のMV『V.I.P』にAR演出が取り入れられています。

MVではKamal氏の上半身に描かれたタトゥーがメタリックに変化したり光を放つ姿が注目を集めました。この演出はARと「ボリューメトリック・キャプチャ(Volumetric Capture)」技術を組み合わせています。

「ボリューメトリック・キャプチャ」とは人物などの立体的な情報を取得し、そのまま3DCG化する技術です。ソニー株式会社も同技術の開発を進めており、同社が公開したデモ動画では、3Dで人間のダンスシーンのリアルな再現をはじめ、ダンスシーンをさまざまな角度から閲覧したり、3DCGにエフェクト加工を加える様子が収められています。

本技術を使った事例は徐々に増えつつあり、2019年5月には歌手のマドンナがビルボード・ミュージック・アワード(BBMAs)にて、AR演出を用いたパフォーマンスを披露し世界中を驚かせました。AR演出はステージに立ったマドンナの周りに、さまざまな衣装をまとったMadamXと呼ばれるARパフォーマーが現れ、ダンスをしながら次々と消えていくというもの。BBMAsにおいてARを使ったパフォーマンスは今回が初めてとのことです。

ARと最新技術を組み合わせることで、アーティストの世界観をより細やかに表現することができます。従来は音楽は「聴く」ものでしたが、ARを導入することで「聴く」から「観る」ものへと進化しつつあります。

 

【音楽演奏・ダンス】


7.自分の部屋がライブ空間に変わる!バンド演奏を視聴できるARフィギュア

NTTドコモが提供する映像配信サービス「新体感ライブ CONNECT」では、日本のガールズバンド「SILENT SIREN」のARフィギュアを無料配信しています。

ARフィギュアとは、スマートフォンを使って3DCG化されたアーティストやアイドルを好きなアングルから閲覧できるフィギュアです。ARマーカーがプリントされたグッズを専用アプリ「新体感ライブ CONNECT」で読み込むと、画面にARフィギュアが現れ、さまざまな角度からアーティストの演奏を楽しむことができます。アプリには写真・撮影機能も備わっています。

従来アーティストの演奏を聴くためには、限られた場所・時間へ赴く必要がありました。ですがARフィギュアの登場によって、時間や場所にとらわれることなくアーティストの演奏を楽しむことができます。現段階では1曲しか視聴できないなどの制約がありますが、「高速・大容量」「低遅延」が特徴の5Gと組み合わせることで、将来的には自分の部屋がライブ会場になる体験が味わえるとのこと。新たな音楽シーンの在り方を提示するひとつとして導入されています。

ARGO:【AR体験動画あり】「新体感ライブ」のARフィギュアを試してみた!


8.『名探偵コナン』×WANDSがAR企画を実施 いつでもどこでも踊るコナンくんを楽しめる

3人組のロックバンド「WANDS」は、約21年ぶりとなるシングル『真っ赤なLip』をリリース。同シングルとTVアニメ『名探偵コナン』がコラボし、「AR踊るコナンくん」企画が実施されました。

コナン君が「真っ赤なLip」に合わせて身近な風景の中で踊る!

出典:BARKS

「AR踊るコナンくん」を体験するには、ARアプリ『Blippar(ブリッパー)』をスマートフォンにインストールし、CDジャケットをスキャン。次にCDに封入されているフライヤーに記載されたパスワードを打ち込むと、『真っ赤なLip』にあわせてダンスをするコナンくんがARで現れます。

2000年のOPテーマ『恋はスリル、ショック、サスペンス』では、コナンくんはパラパラを披露しており、約20年ぶりとなるダンス企画は大きな反響を呼びました。

「AR踊るコナンくん」という特典をつけることで、アーティストファンのみならずTVアニメファンも取り込むことができ、CDの売上アップを狙えます。また写真や動画撮影も行えるので、SNSを使ったプロモーションにも有効です。

ARGO:WANDSの新曲「真っ赤なLip」に合わせてあなたのすぐそばでコナン君が踊る!?ダンスARをチェック!

【音楽楽器試し置き】


9.ピアノの「試し置き」で見込み客へアプローチ ウェブARを導入した河合楽器製作所

河合楽器製作所はウェブARを活用し、同社が販売するデジタルピアノ「CN29」を試し置きできるサービスを提供しています。

webARを使用しデジタルピアノCN29(株式会社河合楽器製作所)を設置

出典:PRTIMES

ARを体験するには公式サイトへアクセスし、試し置きしたい商品の画像またはQRコードをスキャンします。続いて画面上部にある「AR」をタップし、ARモードに切り替えたのち、空間認識をさせるとARデジタルピアノが現れる仕組みです。ARは回転させたり、拡大縮小が可能。製品のディティールを確認するのにも役立ちます。

AR技術を用いた試し置きを行うことで、自宅にいながら商品のサイズ感を把握できます。また実物大表示もできることから「廊下が狭くてピアノを搬入できない」といった搬入時のリスクを事前に解消できるのもメリットのひとつです。

担当者のインタビューによるとウェブARの導入により、通常よりもWebサイトの滞在時間の増加やアクセス数が増えるなど目に見える効果があったということです。自宅にピアノを設置したときの想像がしやすくなるため、購入を検討しているユーザーの購買意欲を刺激することができます。

ARGO:自宅にいながらピアノの設置イメージが確認できる!河合楽器製作所がwebARを導入

【音声AR】


10.「Audio Space」で渋谷の街を音楽プレーヤーに 音声ARで新たな街歩きを提案

エンタメ×5Gで渋谷の街をアップデートする「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」第2弾プロジェクトでは、一部エリアで音声ARを活用した実証実験が行われました。

渋谷エンターテイメントプロジェクト第2弾となる、音声AR「Audio Scape」の活用イメージ

出典:渋谷エンタメテック推進プロジェクト

渋谷の対象エリア(全5ヶ所)へ訪れ、スマートフォンから「Audio Scape by au」へアクセスすると、AIが現在位置・時間・天気・気分などを解析し、いまいる場所に合わせた音楽が自動で再生されます。

今回の実証実験を通して、新たな街歩きの楽しみ方を提案したとのこと。将来的には目の見えない人や訪日外国人向けのリスニングインフォメーション、位置情報と連動した店舗のお得情報の再生、アーティストによる新しい形の新曲プロモーションの活用を見込んでいます。

実証実験後も2019年11月22日(金)より、渋谷のスクランブル交差点・宮下公園交差点・ペンギン通りの3ヶ所にて、「Audio Scape by au」を活用した音声ARを実施中です。

ARGO:音のAR「Audio Space」で渋谷の街が音楽プレーヤーに?! 新たな街歩きの楽しみが生まれる


11.友ヶ島第3砲台跡に「音」の美術館がオープン AR技術を活かした世界初の試み

要塞施設をそのまま美術館にした『友ヶ島第3砲台美術館』(和歌山市北西加太沖)が2019年10月3日(木)がオープン。本美術館には音声ARが活用されています。

音声ARアプリ「友ヶ島」紹介ページ

出典:和歌山市観光協会

音声ARを体験するには、和歌山市とエイベックスエンタテイメント株式会社が共同開発した音声ARアプリ「友ヶ島」をスマホにインストールします。このアプリを起動したまま館内の特定のエリアへ訪れると、和歌山児童合唱団による幻想的な童謡が自動的に再生されます。

またオープン時には1ヶ月の期間限定で特別展『ヤミツク ~くらやみのいきものに関する研究結果展~』を開催しました。小説家・三崎亜記さんが書き下ろした「友ヶ島に存在していた謎の生物・ヤミツクの物語」を題材に、ある博士がこのヤミツクを調査・研究してきた内容を音声で追体験するいうもの。没入性の高い音声ARアプリから聞こえてくる博士による一人語りに耳を澄ましながら、各展示室に置かれた調査・研究結果を示す展示物(アート作品)を鑑賞する企画が展開されました。

音声ARアプリを活用して「音」を展示することで、歴史遺産である本施設に手を加えることなく美術館としての利用が可能になります。また要塞施設の暗闇を活かし、かすかな光に目を凝らす・耳を凝らすという通常の美術館では味わえない体験を提供することができ、利用客にワクワクやドキドキ感を提供することができます。

ARGO:ARアプリで島が丸ごと美術館に!?和歌山市に「友ヶ島第3砲台美術館」が開館


12.ARで詩の世界を豊かに表現 前橋文学館で朗読や音楽を楽しめる「詩のAR展示」が開幕

前橋文学館(群馬県前橋市)は音声ARを活用した「詩のAR展示」を2020年6月から開始しています。

ARで表示された萩原朔太郎の詩

出典:前橋市公式Facebook

「詩のAR展示」は全部で6つあり、たとえば萩原朔太郎の「竹」の詩に「COCOAR」をかざすと女優・手島美優さんの朗読とともに展示の文字が動き出し、竹に変化するAR映像が流れます。朗読と映像をあわせたAR動画によって、詩の世界観に浸ることが可能です。

また館外にも音声ARを体験できるARマーカーを2ヶ所設置しています。1ヶ所目は前橋文学館前にある朔太郎像です。像にARアプリをかざすと、朔太郎本人朗読の詩「沼澤地方」を聴くことができます。もうひとつは萩原朔太郎記念館横のポストで、こちらでは朔太郎の詩「郵便局の窓口で」をモチーフにした楽曲を視聴できるとのこと。

館外にもARマーカーを設置していた理由について、同館は新型コロナウイルス感染症の影響で休館が続いた経験から、館内に入らなくても詩に触れられる機会を作りたいと思い、朔太郎像と記念館横にあるポストにARを設定したということです。

前橋文学館は音声AR以外にも「朔くん」※1と写真が撮れるARスポット企画展にARを採用するなどARを活用した新しい鑑賞スタイルを継続的に行っています。

※1…清家雪子氏原作のコミック『月に吠えらんねえ』に登場する、萩原朔太郎をモチーフにしたキャラクター。

ARGO:音声ARで萩原朔太郎による詩の朗読を鑑賞できる!前橋文学館の施策


13.耳で感じるムーミンの世界 音を楽しむ体験型アトラクション『サウンドウォーク ~ムーミン谷の冬~』

レジャー施設「ムーミンバレーパーク」(埼玉県飯能市)では、期間限定で園内の情景にあわせたサウンドが流れる「サウンドウォーク ~ムーミン谷の冬~」が行われました。

「サウンドウォーク ~ムーミン谷の冬~」イメージ画像

出典:「WINTER WONDERLAND in MOOMINVALLEY PARK」ページ

「サウンドウォーク ~ムーミン谷の冬~」は、アートとテクノロジーが融合した体験型イベント「WINTERWONDERLAND in MOOMINVALLEY PARK」の企画のひとつです。本企画にはソニーが開発した最新技術「Sound AR™」を採用。オープンイヤーステレオヘッドセット「STH40D」を装着すると、自分のすぐそばでムーミンたちが会話したり、周囲を動き回る様子を感じることができるため、まるで物語に入り込んだかのような没入感を味わえます。

あわせてARを活用した撮影スポットも展開されました。園内に設置されたARスポットにスマートフォンをかざすと、ムーミンのイラストが描かれたARフォトフレームが出現し、一緒に写真を撮ることが可能です。

このように音声ARはインタラクティブな音声エンターテインメントを提供できるため、レジャー施設での活用に最適です。コンテンツの差し替えも容易なことから、季節やイベントに沿った内容へと変更することで、リピーター客の育成にもつながります。

ARGO:園内の情景に合わせたサウンドが聞こえてくる!ムーミンバレーパークでSound AR体験

まとめ

音楽とARをかけ合わせることで、プロモーション施策のみならず、アーティストの世界観を表現する映像表現や、新しい鑑賞スタイルの提案などさまざまなアプローチが可能になります。なお音楽イベントやコンサートの活用については、こちらで詳しく紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。




COCOARバナー画像
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